石橋静河が主演するNHK連続テレビ小説『ブラッサム』が9月28日に始まり、初回の平均世帯視聴率は15.5%(関東地区)と前作『風、薫る』を上回った。モデルは明治・大正・昭和を生きた作家・宇野千代。数字は朝ドラとして標準的な好発進だが、本当の勝負は型破りな人生を朝8時にどこまで描き切れるかにある。
『ブラッサム』初回視聴率は前作を0.6ポイント上回る
ビデオリサーチの調べで、初回の平均世帯視聴率は15.5%、平均個人視聴率は8.6%だった。前作『風、薫る』の初回(世帯14.9%、個人8.3%)をそれぞれ0.6ポイント、0.3ポイント上回った。2025年度の作品では『あんぱん』の初回が15.4%、『ばけばけ』が16.0%で、今回はそのあいだに収まる数字となった。(デイリースポーツ)
朝ドラの初回は、前作からの流れで見る視聴者も多い。15%台は「好発進」ではあるものの、際立った大ヒットの数字というより、安定したスタートと見るのが妥当だ。
モデルは作家・宇野千代、舞台は山口・岩国
『ブラッサム』は連続テレビ小説の第115作。明治・大正・昭和を駆け抜け、自由を求め続けた作家・宇野千代をモデルに、主人公・葉野珠(はの・たま)の波乱に満ちた人生をオリジナルで描く。(シネマトゥデイ)
宇野千代は小説家としてだけでなく、着物のデザインや雑誌の創刊など幅広く活躍し、その自由な生き方でも知られる人物だ。朝ドラが近年続けてきた「実在の女性をモデルにした一代記」の流れにありながら、型にはまらない主人公像をどう描くかが見どころになる。
加賀まりこ演じる「晩年の珠」が話題に
初回放送後には、晩年の珠を演じる加賀まりこがモデルの宇野千代に「激似」だとSNSで話題になった。(スポニチアネックス)
物語の入り口で晩年の姿を見せる構成は、視聴者に「この人がどんな人生を歩んでこうなったのか」という問いを最初に投げかける。半年にわたる長丁場で、視聴者を引っ張る仕掛けとしては効果的だ。
主題歌はYOASOBI、原作小説は綿矢りさ
主題歌はYOASOBIが担当し、楽曲の原作となる小説を綿矢りさが書き下ろした。Ayaseは宇野千代の自伝を読み込んで制作したといい、「心から自信を持って放つことができる楽曲ができました」とコメントしている。(リアルサウンド)
『ブラッサム』の成否を分けるのは自由な主人公の描き方
初回の数字は前作超えで、滑り出しとしては申し分ない。だが朝ドラの評価は初回ではなく、半年間の推移で決まる。宇野千代という、自分の意志で生き方を選び続けた人物を、朝の時間帯にふさわしい形に丸めすぎず描けるかどうか。石橋静河の演技と脚本がその難題に応えられれば、『ブラッサム』は数字以上に語られる作品になる。
あわせて読みたい:VIVANT続編はなぜ、今年最高スタートから失速したのか
参照ソース(噂の出どころ)
NHK朝ドラ「ブラッサム」初回平均世帯視聴率は15・5% 前作「風、薫る」上回る(26/09/29):デイリースポーツ
朝ドラ「ブラッサム」初回視聴率15・5%の好発進!前作「風、薫る」上回る 加賀まりこ“激似”話題(26/09/29):スポニチアネックス
次期朝ドラ「ブラッサム」語りは三條雅幸アナ!ポスタービジュアル公開&タイトル映像監督決定(26/08/07):シネマトゥデイ
朝ドラ『ブラッサム』主題歌はYOASOBI 「心から自信を持って放つことができる楽曲に」(26/07/23):リアルサウンド




コメントを残す