楽天モバイルがKDDIから借りている「au回線エリア」(ローミング)が10月から縮小された。KDDIは9月30日、9月末で終わる従来の枠組みに代わる10月以降のエリアマップを公開し、楽天モバイルが自前の基地局を整えた地域から順に貸し出しを終える。ジャーナリストの試算では政令指定都市で約4割減と、都市部ほど影響が大きい。

楽天モバイル向けauローミング、10月から何が変わったか

KDDIは楽天モバイル向けに提供しているローミングエリアの地図を更新し、「9月までの枠組み」と「10月以降の新しい枠組み」を切り替えて確認できるようにした。新しい枠組みでは、楽天モバイルがすでに基地局を設置している地域では基本的にローミングを終了し、一部地域では一定期間支援を続けつつ、提供エリアを段階的に縮小していく。(ITmedia Mobile)

KDDIは、地図は計算上の判定に基づくもので、実際の電波状況とは異なる場合があると付記している。具体例として、横浜市周辺では9月末時点でローミングエリアだった地域の一部が10月以降は対象外になる。(CNET Japan)

楽天モバイルも9月5日の時点で、自社回線でのカバーに時間を要するエリアについては10月以降もローミングを続けると告知していた。(楽天モバイル)

政令指定都市では約37%減、神戸市は59%減との試算

ジャーナリストの石川温氏は、KDDIが公開した地図の画像をAIで分析し、ローミング提供エリアの面積の変化を試算した。18の政令指定都市の合計では約4460平方kmから約2820平方kmへと約37%減り、最も減少幅が大きいのは神戸市の59%減。横浜市、さいたま市、千葉市など東京周辺も50%前後の減少で、全国平均の20%減を大きく上回る。(ケータイ Watch)

あくまで地図画像からの推計ではあるが、「都市部ほど大きく減る」という傾向は、楽天モバイルが基地局を優先して整備してきた場所から順にローミングを外すという新しい枠組みの考え方と一致している。

「アンテナは立つがデータが流れない」場所が増える懸念

石川氏は、10月以降は楽天モバイルのアンテナ表示は立っているのにデータがうまく流れない場所が確実に増えると指摘している。京都市のように景観条例があり、基地局の設置に時間がかかりそうな地域もあるという。KDDIの松田浩路社長も決算会見で、想定外のエリアからトラフィックが発生していると言及していた。(ケータイ Watch)

楽天モバイル利用者が今確認すべきこと

これまで都市部でも、楽天の電波が弱い場所ではau回線が裏で支えていた。10月からはその「保険」が外れ、楽天モバイル自身の基地局網の実力がそのまま体感品質に出る。

利用者がまずやるべきは、KDDIの新しいエリアマップで自宅や職場、通勤経路が対象から外れていないかを確かめることだ。今回のローミング縮小は、楽天モバイルが借り物の安心から卒業し、自前の電波だけで評価される段階に入ったことを意味する。

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参照ソース(噂の出どころ)

KDDI、楽天モバイルへのローミング状況を公開 9月末から大幅減 10月から新たな枠組み(26/09/30):ITmedia Mobile

10月以降、楽天モバイルの「au回線エリア」はどう縮小する? KDDIが最新マップ公開(26/09/30):CNET Japan(Yahoo!ニュース)

楽天へのauローミングがいよいよ終了、都市部は約4割減か。マップで探る通信品質への影響(26/09/30):ケータイ Watch

【重要】ローミングエリアに関してのお知らせ(26/09/05):楽天モバイル

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