テスラは10月2日(米国時間)に2026年7〜9月期の納車台数を発表する。同社が自ら集計したアナリスト予想は46万1974台で、過去最高だった前年同期の49万7099台から約7%減る見込みだ。ただし前年は米国の税額控除終了前の駆け込みで膨らんでいた。今回は台数の減少幅そのものより、予想のぶれと蓄電池事業の伸びに目を向けたい。

テスラ集計の納車予想は46万1974台

テスラが公表したコンセンサスは、24の金融機関の予想をまとめたものだ。内訳はモデル3とモデルYが45万712台、それ以外の車種が1万1285台。4〜6月期の実績48万126台と比べても約4%少ない水準になる。蓄電池の設置量は15.9GWhが見込まれており、4〜6月期の13.5GWhから2割近い伸びが予想されている。(Not a Tesla App)

前年比7%減の背景は「駆け込み需要の反動」

比較対象となる2025年7〜9月期の49万7099台は、2025年9月30日に期限を迎えた最大7500ドルの米連邦税額控除を狙った駆け込み購入で押し上げられていた。今年8月の販売も、米国が前年同月比26%減の約4万816台、中国の小売りが12.4%減の約5万47台と弱かったと報じられている。(Electrek)

つまり前年比の落ち込みは、ある程度は織り込み済みの「反動」だ。問題は反動を除いた実力で、米国と中国という二大市場の月次の弱さは、単なる一時的な要因では説明しきれない。

特に中国では、輸出が伸びる一方で国内の小売りが落ち込んでいると伝えられている。現地メーカーとの価格競争が続くなか、テスラが値下げに頼らず台数を保てるかは、今回の数字でも試される。米国では税額控除という「後押し」が消えた状態での販売が続いており、補助金なしで選ばれる車になれているかが問われている。

予想は42万〜48万台、6万台の開き

アナリストの見方は大きく割れている。JPモルガンは51万6000台から48万2000台へ、ゴールドマン・サックスは49万台から43万5000台へそれぞれ予想を引き下げた。最も低いカンター・フィッツジェラルドは42万1758台で、最高値との差は約6万台に及ぶ。しかも4〜6月期の実績は市場予想を約7万4000台も上回っており、予想の信頼性そのものが揺らいでいる。(Electrek)

テスラの納車台数で見るべきは「ぶれ」と蓄電池

これだけ予想の幅が広いと、発表後の株価は「予想を上回ったか」という単純な比較で大きく振れやすい。だが前年の駆け込みを考えれば、前年比の減少率だけで悲観するのは早計だ。

むしろ確認すべきは二つある。一つは4〜6月期に見せた上振れが一時的だったのかどうか。もう一つは、車の販売が伸び悩むなかで蓄電池が予想どおり2割近く伸びるかだ。テスラが「車の会社」から「エネルギーの会社」へ軸足を移せるかどうかは、台数よりもこのGWhの数字に表れる。

本記事は情報提供を目的としており、投資判断はご自身の責任で行ってください。

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参照ソース(噂の出どころ)

Tesla Shares Q3 2026 Analyst Delivery Consensus(26/09/30):Not a Tesla App

Tesla (TSLA) Q3 2026 delivery estimates range from 422,000 to 482,000(26/09/28):Electrek

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