Garminが9月22日、fēnix 8シリーズやForerunner 570/970などの既存モデルに、無料アップデートで「Okay, Garmin」のハンズフリー音声操作を配信し始めた。音声操作は、9月10日に14万8000円から発売されたfēnix 9でも目玉の一つだった。それでも、新型を選ぶ理由はまだ残っている。違いは声ではなく、画面とケースと容量にある。
Garminの無料アップデートで増える機能
対象はfēnix 8シリーズ、Forerunner 570と970、Venu 4、vívoactive 6。「Okay, Garmin」で起動するハンズフリー音声操作のほか、時間と強度を選ぶだけのクイックランニングワークアウト、日々調整されるGarmin Run Coachのプラン、屋内クロスカントリースキーのプロファイルが追加される。Venu 4には、緊急連絡先へ位置情報を共有する転倒検知も加わる。(Garmin)
配信は自動更新、またはGarmin Expressから始まっている。サイクルコンピューターのEdgeシリーズにも、登りと下りを自動で切り替えるエンデューロ向けの改良が入った。買い替えなしで使い勝手が変わるタイプの更新だ。
fēnix 9はどこが新しいのか
一方のfēnix 9シリーズは全22モデル。国内では9月10日に発売され、価格は14万8000円から23万8000円まで。シリーズ初のチタンケース、最大1.5インチのAMOLED、L1/L5のデュアルバンドGNSS、32GBから64GBへの容量拡大、Suica対応、デュアルマイクによる音声コマンドなどを備える。(ITmedia Mobile)
地図エンジンも刷新され、地図のスクロールが50%速くなったとGarminは説明している。(Garmin 日本)
fēnix 8とfēnix 9、買い替えの分かれ目
ここからは解釈になる。今回の更新で、fēnix 8ユーザーが「声で操作できないから買い替える」理由はほぼ消えた。トレーニング機能の多くはソフトウェアで提供されるため、Garminは旧機種にも同じ体験を配り続けている。これはGarminの強みであり、買った時計が長く育つという信頼につながっている。
逆に言えば、fēnix 9を選ぶ理由はハードウェアに集約された。軽いチタンケース、大きく明るいAMOLED、地図を大量に入れられる64GB、改札で使えるSuica。登山や長距離ランで地図を常用する人、毎日の通勤でも時計一つで済ませたい人には、差額を払う価値がある。
一方、ランニングの記録とコーチングが中心なら、fēnix 8やForerunner 970にアップデートを当てれば十分だ。14万8000円以上を払う前に、自分が欲しいのが「機能」なのか「素材と画面」なのかを分けて考えたい。
Garminが示した「長く使わせる」戦略
スマートウォッチは毎年の買い替えを前提にした製品になりがちだ。Garminは新型を出しつつ、旧機種にも機能を足し続けている。新製品の売上だけを考えれば非効率だが、ブランドへの信頼は確実に厚くなる。今回のアップデートは、fēnix 9の宣伝より雄弁に「Garminを選べば損をしない」ことを示している。
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参照ソース(噂の出どころ)
Garmin rolls out new feature updates for select smartwatches and cycling computers(Garmin)(26/09/22)
Garmin、GPSウォッチ「fenix 9」シリーズ全22モデル発売(ITmedia Mobile)(26/08/26)




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