STARTO ENTERTAINMENTの年越しライブ「カウコン」が、30周年の今年、Netflixで世界190以上の国・地域に同時ライブ配信される。これまでも収録版はNetflixで配信されてきたが、生配信は初めてだ。大晦日の東京の熱気をそのまま世界へ届ける決断は、日本の男性アイドルを「国内の年中行事」から「世界で見られるライブコンテンツ」へ引き上げる試みと言える。
カウコン2026-2027はNetflixで世界同時ライブ配信
配信されるのは「COUNTDOWN CONCERT 2026-2027 STARTO to WORLD」。12月31日の本編に加え、直前番組もライブで届け、アーカイブも用意される。さらに、準備やリハーサル、舞台裏に密着する番組が2027年1月に配信される予定だ。Netflixは、このカウントダウンコンサートが世界190以上の国・地域で同時ライブ配信されるのは今回が初めてだとしている。(About Netflix 26/09/22)
出演アーティストや配信時間は、後日発表とされている。つまり現時点で決まっているのは「どこで見られるか」だけだ。それでもこの発表の意味は大きい。年越しの瞬間を配信で、しかも世界中の視聴者と同時に迎えるという体験そのものが、これまでの日本の大晦日にはなかったからだ。
去年は「収録」、今年は「生」──何が変わったのか
NetflixとSTARTOの協業は今回が初めてではない。2024年の大型ライブ『WE ARE! Let’s get the party STARTO!!』や、12組73人が集まった昨年の『COUNTDOWN CONCERT 2025-2026 STARTO to MOVE』、その舞台裏を追ったメイキングも、すでにNetflixで配信されてきた。
変わったのは「時間」だ。収録版は、ファンにとっては見逃し視聴の手段にすぎない。生配信になれば、海外のファンも日本と同じ瞬間に年越しを共有できる。Netflixにとっても、日本発の音楽ライブを世界同時にライブ配信するのは初めての試みだとされる。
30周年のカウコンが背負ってきたもの
カウントダウンコンサートは1996年、阪神・淡路大震災からの復興を支援するチャリティーとして始まった。以来、アーティストとファンが一年を締めくくる恒例行事として続き、今年で30周年を迎える。(Advanced Television 26/09/23)
長く続いてきた年中行事を、節目の年に世界へ開く。「30周年」と「初の世界生配信」を重ねたのは、偶然ではなく演出として設計された発表だと見るべきだ。
STARTOが「世界」を名乗る理由
今年のタイトルに入った「WORLD」という言葉は象徴的だ。K-POPは早くから配信とSNSで世界のファンを取り込み、ライブを国境の外へ広げてきた。日本の男性アイドルは国内での人気こそ圧倒的だが、海外のファンが同じ瞬間に体験できる場は多くなかった。
Netflixの世界配信網を使えば、個々のグループが海外ツアーを重ねなくても、一夜で世界中の視聴者の前に立てる。事務所にとっては、所属アーティストをまとめて世界に紹介できる最大の見本市になる。
大晦日の「見方」が変わる
今回の決定は、日本の大晦日の過ごし方そのものを少しずつ変えていく。テレビの前で年を越すのではなく、配信で好きなライブを選んで年を越す。その流れを、国内最大級のアイドルイベントが後押しする形になった。カウコンの世界生配信は、STARTOが国内の人気に安住せず、世界で通用するかを自ら試しにいく一歩であり、その成否は出演者の発表と大晦日の視聴の広がりで見えてくる。
あわせて読みたい:STARTOが新ジュニア「Howzit」を生んだ夏──旧ジャニーズが「数」で市場を守る量産戦略
参照ソース(噂の出どころ)
Netflix to live-stream Countdown Concert 2026-2027 Starto to World(Advanced Television 26/09/23)




コメントを残す