2026年5月1日、日経平均株価は3営業日ぶりに反発し、終値は前日比228円20銭(0.38%)高の5万9513円12銭となった。前日の米株式相場の上昇でリスク選好姿勢が高まり、東京市場でも幅広い銘柄に買いが先行した格好だ。ゴールデンウィーク前で上値は限定的だったが、決算発表が本格化する中、個別材料での物色が活発化している。(株探)
東京エレクトロンが相場を300円押し上げた構造的要因
5月1日の相場上昇を一社でほぼけん引したのが東京エレクトロン(8035)だ。4月30日に2026年4〜9月期業績が大幅増益になる見通しを発表し、それが好感されて株価は上場来高値を更新。1銘柄で日経平均を約300円押し上げたという事実は、日経平均という指数の特性と、現在の相場が「決算主導の個別物色フェーズ」に入っていることを象徴している。同じく好決算を受け、三菱商事、伊藤忠、住友商事、豊田通商といった大手商社株にも強い買いが入った。住友商事は27年3月期の純利益増益見通しと株式分割を好感した買いでストップ高水準まで上昇した。
円相場の動向――介入警戒が続く157円台
為替市場では政府・日銀の介入が報じられ、ドル円は1ドル157円台前半へ円高が進んだ。中東情勢の地政学的リスクによるインフレ懸念が根強く、円安基調は続いている。野村証券ストラテジストのリポートによると、メインシナリオでは2026年末の日経平均株価は60,000円が目標水準とのことで、TOPIXのEPS増益率については2026年度が+15.2%と大幅な改善が予想されているとのことです。(野村證券ウェルスタイル)
GW明けの焦点――トヨタ決算と中東リスク
市場が注目するのはGW明け5月8日のトヨタ自動車の2026年3月期決算発表だ。中東情勢の緊迫化による原油高と、中国EVによる日本車部品の失注が業績にどう響くか。日系車部品の失注が相次ぐ「bZショック」の影響は、トヨタや日産で中国部品の拡大という形でサプライチェーンの変化を迫っている。5月4日時点での先物市場では夜間取引で120円安の5万9300円前後で推移しており、連休明けは小幅安からのスタートとなる可能性が高い。ただ、決算シーズンの好材料が続けば下値は限定的との見方が多い。
個人投資家が今チェックすべきこと
決算シーズンの相場では、予想を上回る決算を発表した銘柄が短期的に大きく動く一方、期待外れの内容に反応した売りも容赦ない。5万9000円台という水準は、野村証券の2026年末予想60,000円にほぼ到達しつつある。「5月に売れ」の格言が今も有効かどうかを問う声もあるが、データが示す賢い売り時を再考するタイミングに差し掛かっているのは確かだ。当コンテンツは投資を推奨するものではなく、情報提供を目的とするものであることをご留意ください。
参照ソース(噂の出どころ)
日経平均 大引け|3日ぶり反発、好決算銘柄中心に買い優勢 – 株探(26/05/01)
2026年末の日本株見通しを日経平均株価60,000円に上方修正 – 野村證券ウェルスタイル(26/04/30)




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