2027年のNHK大河ドラマ『逆賊の幕臣』の題字とキービジュアルが10月31日に公開されました。主演の松坂桃李さんが演じるのは、江戸幕府の幕臣・小栗忠順。日本初の遣米使節として新しい国の形を構想しながら、明治新政府に「逆賊」とされた人物です。放送は2027年1月10日(日)スタートで、初回は15分拡大版。公開された一枚は、大河のポスターとしてはかなり異例の構図になっています。
『逆賊の幕臣』キービジュアルは“見上げる”構図
キービジュアルは、下を向いた小栗を地面に近い低い位置から見上げるローアングルで撮影されています。劇中で繰り返し登場する、平伏する場面や地面にしゃがんで文字を書く場面に共通する姿勢を切り取ったもので、こめかみに浮かぶ血管といった身体のディテールまで再現し、内に秘めた緊張感と生命力を表現したとのことです。(ぴあ映画/26/10/31)
撮影は高梨遼平さん。主人公が正面を見据え、胸を張る構図が定番の大河ポスターで、あえて頭を下げた瞬間を選んだ点にこの作品の立ち位置が表れています。勝者の側ではなく、頭を下げ続けた幕臣の目線から幕末を描くという宣言です。
題字は「最後の一画」だけが崩れている
題字とアートディレクションを手がけたのは木谷友亮さんです。小栗が日常的に書いていた手書きの線を取り入れ、明朝体を基調に整然と組み上げた文字のうち、「臣」の最後の一画だけを勢いのある筆の線に変えています。整った文字は幕臣としての実直さと制約を、最後に崩れる一画は時代の枠を踏み越えようとする意志を表したと説明されています。(中日スポーツ/26/10/31)
キービジュアルと題字が同じ方向を向いている点も見逃せません。どちらも「抑えた表面の下にある強さ」を描いており、小栗という人物をどう見せたいのかが一貫しています。
『逆賊の幕臣』の放送日と主なスタッフ
放送はNHK総合で毎週日曜20時から。初回は2027年1月10日で15分拡大、NHK ONEでの同時・見逃し配信も予定されています。脚本は連続テレビ小説『おかえりモネ』の安達奈緒子さん、小栗のライバル・勝海舟は大沢たかおさんが演じます。
音楽は大間々昂さんが担当し、テーマ音楽はNHK交響楽団が広上淳一さんの指揮で演奏します。大間々さんは映画『正体』で日本アカデミー賞最優秀音楽賞を受賞した作曲家で、学生時代に師匠から大河のスコアを見せられて以来、大河の音楽を書くことを夢見てきたとコメントしています。(モデルプレス/26/10/31)
人物デザイン監修は柘植伊佐夫さんで、ビジュアルコンセプトは「渋みの華」。柘植さんにとって4作目の大河になります。
松坂桃李と“敗者の幕末”がかみ合う理由
小栗忠順は、教科書では名前が小さく扱われがちな人物です。ただ、ビジュアルと題字の作り込みを見る限り、制作陣は「知られていない主人公」を弱点ではなく武器にしようとしています。派手な英雄像で引っ張るのではなく、抑制と内圧で見せる人物像は、静かな芝居で緊張感を積み上げてきた松坂さんの持ち味と重なります。
放送開始まで約2カ月。今回の一枚は、2027年の大河が「誰が勝ったか」ではなく「負けた側が何を考えていたか」を描く作品になることをはっきり示しました。
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参照ソース(噂の出どころ)
松坂桃李主演の大河ドラマ「逆賊の幕臣」キービジュアル完成、小栗忠順の実直さと野性味を表現(ぴあ映画/26/10/31)
松坂桃李主演2027年大河ドラマ「逆賊の幕臣」題字&キービジュアル解禁(中日スポーツ/26/10/31)
松坂桃李主演2027年大河「逆賊の幕臣」キービジュアル解禁&作曲家発表(モデルプレス/26/10/31)
覚悟を感じさせる松坂桃李の鋭い眼差し 2027年大河『逆賊の幕臣』キービジュアル公開(リアルサウンド/26/10/31)




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