10月8日(木)22時、フジテレビ系でスペシャルドラマ『きんつくろい -金繕い-』が放送された。主演は吉田鋼太郎、相手役はFANTASTICSの中島颯太で、2人は本作が初共演。割れたウイスキーグラスを「金継ぎ」で直す過程で、40年前に果たせなかった約束がよみがえる1時間半の物語だ。連ドラが一斉に始まる週に、あえて単発で勝負した一本である。
『きんつくろい』のあらすじ──金継ぎとウイスキーがつなぐ2つの世代
吉田が演じる柊恒一は、世界的な評価を得ながら創作への情熱を失い、山奥のアトリエで家具の修理を請け負っている職人。そこへ割れたウイスキーグラスを抱えた大学生・守谷夏樹(中島)が訪れる。グラスは、柊がイタリアへ渡る前に幼なじみの薫と交わした約束にまつわる品で、柊は金継ぎでの修復を引き受け、やがて隠された真実が明らかになる、という筋立てだ。放送は22時から23時34分までの拡大枠だったとのことです。(Real Sound)
壊れた器を漆と金で継ぎ、傷を隠さず景色に変える金継ぎは、そのまま「人生の傷」の比喩になっている。題材の選び方が、物語の答えを先に示している作品だ。
中島颯太が演じた守谷夏樹──「まだ何者でもない」大学生
中島が演じた夏樹は、写真が好きでも将来の方向が定まらず、自分はまだ何者でもないと悩む就活中の大学生という設定です。(WEBザテレビジョン) 中島本人は出演発表時、夏樹の性格や趣味が自分と近いと語り、「この作品からパワーをもらいながら撮影に臨みたい」とコメントしていた。
ボーカリストとして舞台に立つ中島にとって、迷いを抱えた等身大の青年役は、派手な見せ場で押す役よりも芝居の地力が問われる。67歳の名優と向き合う場面が物語の軸になる構成で、受けの芝居を任されたこと自体が、この起用の意味だ。
『きんつくろい』のキャスト──遠藤さくら、西垣匠、尾美としのりも
脇を固める顔ぶれも厚い。若き日の柊を西垣匠、守谷薫を乃木坂46の遠藤さくら、大人になった守谷誠二を尾美としのりが演じ、朝加真由美も出演。脚本はフジテレビヤングシナリオ大賞出身の新鋭が担当し、制作協力はFCCとされています。(Real Sound)
過去パートと現在パートを別の俳優で演じ分ける構成のため、遠藤さくらと西垣匠の若い2人が演じる「40年前」が、現在の柊の後悔に説得力を与える仕掛けになっている。
吉田鋼太郎と中島颯太の初共演──制作発表で見えた空気
10月1日の制作発表では、67歳の吉田が人生初の筋トレへの意欲を口にし、中島が「LDHにもジムあるので」と誘う場面があったと報じられています。(ORICON NEWS) 年齢差40歳以上の2人が打ち解けた空気は、師弟に近い役柄の関係にも通じている。
『きんつくろい』が単発で放送された意味
秋の連ドラ初回が並ぶ週に、94分の単発ドラマで新人脚本家の作品を地上波ゴールデン帯に出す。数字の取りにくい枠であることは承知のうえで、局が若い書き手と若い俳優に場を与えた一本と読むべきだ。
結論として、『きんつくろい』は「割れたものは元に戻らないが、継げば前より美しくなる」という一点を、世代の違う2人の芝居で描き切ったドラマだった。中島颯太にとっては、グループの看板を外しても主演級の相手と渡り合える俳優だと示した作品であり、次の連ドラ出演につながる試金石になる。
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参照ソース(噂の出どころ)
吉田鋼太郎とFANTASTICS 中島颯太がグラスを掲げる 『きんつくろい -金繕い-』ポスター公開(Real Sound/26/09/25)
中島颯太が未来に迷う大学生役に 吉田鋼太郎主演ドラマ出演で<きんつくろい>(WEBザテレビジョン/26/09/17)
吉田鋼太郎、67歳で人生初の筋トレに意欲 中島颯太がお誘い「LDHにもジムあるので」(ORICON NEWS/26/10/01)





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