AirPods 5、まさかのノイキャン標準化
これはちょっとした事件だ。Appleが2026年9月9日に発表し、9月18日に発売した新型「AirPods 5」で、これまで上位機のProだけの機能だったアクティブノイズキャンセリング(ANC)が、標準モデルにも搭載された。価格は2万3800円から、ワイヤレス充電ケース付きでも2万7800円。(PHILE WEB 26/09/10)耳をふさがない、いわゆる「うどん型」のオープンイヤーでノイキャンを実現してきた点が、今回いちばんの驚きどころだ。
「うどん型」でノイキャンという難題
耳を密閉するカナル型と違い、外の音がそのまま入ってくるオープンイヤーで騒音を打ち消すのは、技術的にかなり難しい。それでもAirPods 5は、新しい音響設計により先代のAirPods 4と比べて最大50%多く外部ノイズを除去できるとされ、クラス最高のオープンイヤー型ANCをうたう。(Business Insider Japan 26/09)開放感はそのままに、電車や街中の雑音だけを削るという、いいとこ取りを狙った格好だ。
ライブ翻訳もProから解放された
降りてきたのはノイキャンだけではない。これまでPro限定だったライブ翻訳機能に対応し、Siriによるハンズフリー操作も使える。防水防塵性能も先代のIP54からIP57へと引き上げられた。(ITmedia Mobile 26/09)エントリーモデルなのに、ひと世代前のProに迫る「全部入り」ぶりである。
狙いは、ハイエンド機能の「民主化」だ
Appleがやっているのは、上位機の目玉機能を惜しみなく下位モデルに降ろし、エントリー機の価値そのものを底上げすることだ。結果として、AirPodsを選ぶときの基準は「ノイキャンが付いているか」ではなく、「どの装着感が自分に合うか」へと移っていく。安いから機能が削られる、という常識はもう通用しない。次に問われるのは、上位機との差をどこでつけるのか――Apple自身の線引きのほうだろう。
参照ソース
Apple、「AirPods 5」発表。”クラス最高オープンイヤー型ノイキャン”搭載(PHILE WEB)
アップル新「AirPods 5」、ノイキャン性能が最大1.5倍。2万3800円から(Business Insider Japan)
「AirPods 5」登場 アクティブノイズキャンセリングを標準化して2万3800円から(ITmedia Mobile)





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