7年の沈黙を破った金城武
スクリーンからしばらく姿を消していた金城武が、ついに動いた。7年ぶりの主演作となる香港映画『風林火山』が、12月11日から日本で公開される。ディストピア化した近未来の香港を舞台に、巨大な麻薬組織をめぐる壮絶な抗争を描くクライムアクション大作だ。(映画.com)共演はルイス・クー、レオン・ライ、ラウ・チンワン、高圓圓と、アジア映画ファンなら思わず唸る布陣。監督は音楽家としても知られるジューノ・マックが務める。
9年かけた“撮り直し”という異例の製作
この作品、実はただの久々の主演ではない。撮影が始まってから完成まで、なんと9年もの歳月がかかっている。近未来の香港を一から作り込み、映像を磨き上げるために時間を惜しまなかった結果だ。音楽は坂本龍一とネイト・コネリーが手がけ、2025年のカンヌ国際映画祭では深夜上映部門でプレミア上映された。(シネマトゥデイ)大量生産とは正反対の、一本に全てを注ぎ込む作り方がそこにある。
寡作が武器になる時代
ここで面白いのは、金城武の「めったに出ない」という姿勢が、SNS全盛の今むしろ強みに変わっていることだ。誰もが毎日のように動画やSNSで露出を重ね、消費されていく時代。そんな中で7年に一本しか主演しない俳優は、それだけで特別な存在になる。出ないことが希少価値を生み、いざ動けば一大ニュースになる。露出の多さで勝負する若手とは、まったく逆の戦い方だ。
数を追わない俳優が残すもの
『風林火山』の公開は、単なるベテランの復帰劇ではない。作品の数で存在感を保つ時代に、あえて数を捨てて記憶に残る一本を選ぶ、という生き方の提示だ。毎年何本も出て顔を売る俳優が忘れられていく一方で、金城武は7年ぶりでも誰もが名前を覚えている。スターの条件は、どれだけ出続けるかではなく、忘れられない一本を残せるかへと変わりつつある。年末、久々にスクリーンで彼を観るとき、その意味がきっと腑に落ちる。
参照ソース(噂の出どころ)
金城武7年ぶり主演作、香港の裏社会を描く「風林火山」12月11日公開!音楽は坂本龍一とネイト・コネリー(映画.com/26/09/17)
金城武、7年ぶり主演映画『風林火山』日本公開決定 坂本龍一さん音楽の超大作が12月上陸(シネマトゥデイ/26/09/17)




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