先週まで「止まらない円安」が話題の中心だった。ところが9月半ばに入り、一時160円を超えていたドル円は150円台半ばまで水準を切り下げている。潮目が変わったのは、日米の金融政策が同じ週に重なったからだ。米FOMCが9月15〜16日、日銀の金融政策決定会合が17〜18日。世界が注目する二つの会合が、数日の間に立て続けに開かれる。
円安一辺倒だった相場が向きを変えた
相場を動かしているのは、日米の金利差が縮むという読みだ。米国側は利上げ局面の終わりが意識され、日本側は追加利上げがほぼ織り込まれている。差が縮めば、これまで円を売ってドルを買う理由だった金利差の魅力も薄れる。円安を支えてきた土台が、会合を前にして静かに崩れ始めた。
焦点は利上げの有無ではない
市場が本当に見ているのは、利上げそのものより、その後に総裁が何を語るかだ。利上げペースに関する日銀総裁のコメントが、円相場の方向を大きく左右する可能性があるという。(外為どっとコム・26/09/15)0.25%動くかどうかより、次の一手をどこまで匂わせるか。言葉のトーンが数字以上に相場を動かす局面に入っている。
150円割れはあるのか
強気の見方では、調整がさらに深く進む展開も指摘される。日銀とFRBの会合の結果次第では、150円割れの可能性も現実味を帯びるとされる。(ICHIZEN CAPITAL・26/09)ここで日銀が曖昧な姿勢を見せれば、逆に再び円売りへ振れる余地も残る。相場はどちらにも転びうる、綱引きの真ん中にいる。
数字ではなく信認が相場を決める
今回のダブル会合が突きつけるのは、円の行方を決めるのは金利差の数字そのものではない、という事実だ。投資家が測っているのは、日銀がどこまで正常化に本気かという信認の度合いだ。利上げしたかどうかより、その先の言葉に説得力があるか。円安が消えたのか、一時退いただけなのか。答えは、会合後の記者会見が握っている。
参照ソース(噂の出どころ)
【ドル円見通し】9月FOMC・日銀会合で相場はどう動く(外為どっとコム・26/09/15)
ドル円急落はなぜ?150円割れの可能性を解説(ICHIZEN CAPITAL・26/09)





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