この秋、メガネがスマホを奪いにくる
2026年秋、スマートグラスがいっせいに実戦投入される。まずGoogleがGoogle I/O 2026で、Samsungと共同開発した同社初のスマートグラスを今秋発売すると発表した。デザイン性の高さでMetaとの違いを打ち出しているのが特徴だ。(ライフハッカー・ジャパン 26/05) 追う側ではなく、正面から殴り込みをかける構えである。
先行するMetaは、メガネ大手EssilorLuxotticaと組んだ新型「Meta Glasses」を6月に発表済みで、価格は299ドルからと一気に手を伸ばしやすいラインに設定してきた。(GIGAZINE 26/06/24) 実験的なガジェットの段階は終わり、日用品として売る覚悟が価格に出ている。
主役はカメラでもARでもなく「AI」
これまでのスマートグラスは、ざっくり言えば”顔に付けるカメラ”だった。写真を撮る、動画を残す——それが主な用途で、正直なところ無理して買うほどではなかった。だが2026年モデルの主役は、はっきりAIに変わった。
SamsungがGalaxy Unpackedで披露した新型は、Geminiを搭載し、スマホを取り出さずにAIと会話できるのが売りだ。Qualcommの「Snapdragon AR1」を積み、Galaxy Watchなどと連携して1回の充電で最大9時間動くという。(ITmedia Mobile 26/07/22) 目の前の景色をAIがそのまま理解し、声で答える。スマホ画面を見る回数が本気で減りそうな仕上がりになってきた。
Metaが8割、追うGoogle×Samsung連合
市場構図もはっきりしてきた。現状はMetaがスマートグラス市場の約8割を握る圧倒的リーダーで、そこへGoogleとSamsungの連合が挑む形だ。GoogleとMetaの製品は基本的な方向性こそ似ているが、デザインとAIの統合の仕方で差別化を狙っている。
面白いのは、勝負どころが性能一辺倒ではない点だ。一日中かけていられる軽さ、街で浮かないデザイン、そして声で自然に使えるAI体験。スペック表の数字よりも「毎日かけたくなるか」で選ばれる。ガジェットというより、ファッションと日用品の境目にある製品になってきた。
スマホの「次」は、手に持たないデバイス
2026年秋、スマートグラスは実験から日用品へと軸足を移す。スマホをポケットから出す回数が確実に減り、視線の先で情報を受け取りAIと話す生活が、いよいよ現実味を帯びてきた。カメラのおまけ機能でしかなかったメガネが、AIの入り口という主役に化けたことが、この秋いちばんの変化だ。
とはいえ、普及を左右するのは性能ではなく「かけたくなるデザイン」になる。どれだけ賢くても、街で浮くメガネは毎日は使われない。Metaの価格攻勢とGoogle×Samsungのデザイン勝負が本格的にぶつかる2026年秋は、スマホの次の主役が決まる前哨戦になる。買い替えを急ぐ必要はないが、この秋の三つ巴だけは追いかけておく価値がある。
参照ソース(噂の出どころ)
Googleがめっちゃカッコいいスマートグラスを発表。Metaとの違いは…【Google I/O 2026】(ライフハッカー・ジャパン)





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