半年で更新した『歴史的な高値』
6月30日、2026年の上半期が終わる。この半年を一言で表せば、日本株が桁を一つ書き換えた期間だった。日経平均は6月22日に72,831円台の年初来高値(事実上の史上最高値圏)をつけ、初の7万円台に乗せた。30日朝の時点でも67,000〜68,000円台と、年初から見れば別世界の水準にある。先週は7万円を割り込み、週間で1,889円安と荒れたものの、それでも高値圏に踏みとどまっている。(Yahoo!ファイナンス/26/06/30)わずか半年で、相場の景色は完全に塗り替わった。
上げの主役は『半導体』ただ一本だった
ただし、この上昇を額面どおり喜べない事情がある。値上がりの大半は、AI・半導体関連のひと握りの銘柄が稼ぎ出したものだからだ。指数を押し上げた力の源は明確で、生活実感を伴わない『株高だけが先行する』いびつさが残った。証券各社が年末見通しを引き上げているのも、この一本足を前提にしている。野村は2026年末の日経平均見通しを68,000円へ上方修正し、『AI・半導体の好業績がけん引する』との見立てを示した。(野村ウェルスタイル/26/06/19)裏を返せば、この一群が崩れれば相場全体が揺らぐ、ということでもある。
下半期はどこを見ればいいのか
後半戦の焦点は二つある。一つは金利だ。日銀は6月に政策金利を1.0%へ引き上げ、31年ぶりの高水準に達した。利上げが続けば割高なグロース株には逆風になる。もう一つは、上げ続けた半導体株が決算という現実に耐えられるかだ。市場は早くも夏以降のレンジを慎重に見ている。来週の予想レンジについて『6万4000〜7万2000円。AI・半導体株が不安定な中、出遅れ銘柄への資金流入が次の鍵になる』との指摘がある。(ダイヤモンド・ザイ/26/06/27)振れ幅8,000円という想定自体が、相場の不安定さを物語る。
『最高値』の数字に酔うべきではない
上半期の日本株は確かに歴史をつくった。だが中身は、AIという一つのテーマに依存した、薄い土台の上の最高値だった。下半期に問われるのは指数の高さではなく、上昇が半導体以外へ広がるかどうかだ。出遅れた内需や割安株に資金が回り始めれば相場は本物になり、半導体一本のままなら、いつ崩れてもおかしくない。7万円という数字に酔わず、上昇の『幅』を冷静に見続けたい。
参照ソース(噂の出どころ)
日経平均株価 指数情報・推移(Yahoo!ファイナンス/26/06/30)
日経平均株価見通しを2026年末68,000円に上方修正(野村ウェルスタイル/26/06/19)
来週(6/29〜7/3)の日経平均株価の予想レンジは6万4000〜7万2000円(ダイヤモンド・ザイ/26/06/27)





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