1年で4モデルという異常なペース
スマートグラス市場が、Metaの猛攻で一気に過熱している。報道によれば、Metaは2026年後半に少なくとも4モデルの新スマートグラスを投入する計画だ。「新モデルのコードネームは『Modelo』(最短6月)、『Luna』と『RBM2 Refresh』(秋)、『Mojito VIP』(12月)の4種」とされ、わずか半年で立て続けに新製品を出す構えだという。(innovatopia/26/06)スマホですら年1モデルが基本のなか、この物量は明らかに突出している。
「年産3,000万台」が示す本気度
物量の裏には供給体制の増強がある。MetaとEssilorLuxotticaはすでに生産目標を倍に引き上げ、年間生産能力を2,000万台、最大3,000万台まで拡張できる体制を構築中だ。日本でもRay-Ban Metaが2026年夏に上陸予定で、価格は8万2,500円から、度付きレンズにも対応する。(ギズモード・ジャパン/26/06)眼鏡という日常品にAIを溶け込ませ、量で一気に普及を狙う――試作品をちまちま磨く段階はとうに過ぎた、という宣言にも見える。
なぜMetaはここまでAIグラスを急ぐのか
背景には、Metaがスマホ時代にApple・Googleというプラットフォームの上で商売せざるを得なかった苦い経験がある。次の入力デバイスを自社で握れれば、その上のサービスもデータも掌握できる。すでにオープンソースOS陣営では「翻訳・AIノートテイカー・プロアクティブAIエージェントを同時起動でき、会議中に翻訳で発言を把握しながら自動で議事録を作る」使い方が現実になりつつある。(Mogura VR/26/06)AIグラスは「ガジェット」ではなく「次のスマホ」を賭けた陣取り合戦なのだ。
勝負は性能ではなく「掛けたくなるか」
私は、AIグラスの覇権を決めるのは機能の多さではなく「毎日掛けたくなるか」という一点だと考えている。どれだけ高性能でも、不格好なら誰も顔に乗せない。だからMetaはRay-BanやOakleyという“ブランドの顔”を借りて量産に走る。技術ではなくファッションで普及の壁を越えようとしている――ここにMetaの勝ち筋があり、同時に最大の賭けがある。4モデルの波状投入は、どれか一つでも「掛けたくなる一本」を当てるための物量作戦だ。
参照ソース(噂の出どころ)
Meta、2026年後半に新スマートグラス4モデル投入か(innovatopia・26/06)
MetaのAIグラスが日本上陸(ギズモード・ジャパン・26/06)
AI搭載スマートグラスはビジネスに使えるか(Mogura VR・26/06)




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