2026年、金が「5000ドル」という歴史的大台を突破した
2026年に入り、金(ゴールド)の国際価格はついに1オンス5000ドルの大台を突破した。国内の小売価格も一時1グラム3万円台に到達し、かつてない高騰を見せている。5月現在も1グラム2万6000円前後の高水準を維持しており、急落と反発を繰り返しながらも上昇トレンドは揺らいでいない。なぜここまで金は買われているのか。その背景には、単純な「リスク回避」では説明しきれない、三つの構造的変化がある。(Revalue News Media)
地政学リスクの「常態化」が生む永続的な需要
2026年5月、中東情勢はイランとUAEの緊張を軸に不安定な状態が続いた。ホルムズ海峡周辺での事態は原油価格を押し上げ、インフレ懸念の再燃が金への資金流入を後押しした。地政学リスクは金価格の古典的な上昇要因だが、2024年以降に変わったのはその頻度と重なり方だ。ウクライナ情勢の長期化、台湾海峡の緊張高止まり、そして中東の断続的な衝突が「一時的なリスク」ではなく「常態的なリスク」として市場に織り込まれつつある。これが金を「有事の資産」から「恒常的なポートフォリオの一角」へと格上げしている。
中央銀行の「脱ドル買い」が変えた需給構造
さらに大きいのが中央銀行による大量買い付けだ。中国、インド、トルコをはじめとする新興国の中央銀行が外貨準備に占めるドル資産を減らし、金の保有比率を高めている。BRICSプラス諸国が主導する「脱ドル化」の流れの中で、金は事実上の「代替準備資産」として機能し始めており、これが売りの出にくい需給構造を作り出している。(野村證券)
金ETFと新NISAが呼び込んだ「個人マネー」
もう一つの変化は金ETFを通じた個人投資家の参入拡大だ。米国では2024年以降、ビットコインETFと並行して金ETFへの資金流入が加速した。日本でも新NISAを通じた金投資が広がり、かつては機関投資家中心だった市場に個人の資金が流れ込んでいる。「デジタルゴールドとリアルゴールドの両方を持つ」という投資家が増え、金市場の裾野そのものが広がっている。
金の「5000ドル時代」は一時的な過熱ではなく、地政学・通貨・投資構造の三つの変化が重なった結果だ。リスク回避の逃避先を超え、ポートフォリオの恒常的な一角として金を見直す時代が来ている。
参照ソース(噂の出どころ)
【2026年5月最新】金価格、今後どうなる? | Revalue News Media(26/05/xx)
乱高下する金(ゴールド)価格の背景と今後の展望 | 野村證券(26/xx/xx)





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