グループFが「死の組」と呼ばれる理由
2026年FIFAワールドカップのグループリーグ組み合わせが確定した。日本はグループFに入り、対戦相手はオランダ、スウェーデン、チュニジアとなった。(Times Live)なかでもオランダとの初戦(6月14日、テキサス州アーリントン)は、日本にとってこれ以上ない難敵との船出になる。オランダは2010年W杯準優勝、2014年3位入賞の強豪であり、近年もFrenkie de JongやKobbie Mainerといった世界レベルの選手を次々輩出している。カタール大会でベスト16に終わった日本が「史上初8強」を目指す上で、グループFはその夢を最初から試練にさらす過酷な舞台だ。
3試合のシナリオを読む
日程と相手の強度から逆算すると、グループFの鍵は「第3戦のスウェーデン戦」にある。第1戦のオランダ戦(6月14日)は格上との対戦であり、引き分けでも御の字の位置づけだ。第2戦のチュニジア戦(6月20日、メキシコ・モンテレー)は最低でも勝ち点3を取らなければならない必勝戦となる。そして第3戦のスウェーデン戦(6月25日)が事実上のグループ突破を賭けた決勝戦になる。スウェーデンはフィジカルが強く、セットプレーで点を取ることが得意な、日本が苦手とするタイプだ。ここで引き分け以上を奪えるかどうかで、決勝トーナメント進出の命運が決まる。(Yahoo Sports)
三笘薫不在でも8強を狙える根拠
今大会、三笘薫は長期離脱からの完全復帰が不透明な状況が続いている。しかしこの代表には久保建英、堂安律、前田大然といった世界レベルのアタッカーが揃っている。特に久保はレアル・ソシエダでの2025-26シーズンで確固たる評価を得ており、欧州トップリーグでの経験値は過去の日本代表と一線を画す。問題は守備の安定性だ。オランダのde Yongを抑えるには、遠藤航を中心とした中盤のプレスが機能するかどうかが最大のカギになる。
「史上初8強」はまだ現実的か
グループFを2位以上で通過するには最低でも勝ち点4が必要と見られる。チュニジアに勝ち、スウェーデンと引き分ければ、第2位通過の可能性が十分に開ける。難しいが不可能でもない。むしろ日本がここ数年で積み上げた欧州リーグでの個人能力向上と、パリ五輪での組織的な戦い方を考えると、このグループFを突破できる実力は十分にある。問題は実力ではなく、本番で力を出し切れるかどうかだ。
6月14日に向けて、日本に必要なものは何か
大会開幕まで24日を切った今、注目はどのシステムで臨むかだ。4-3-3か4-2-3-1か、あるいはオランダ戦だけカウンター主体の特別仕様で臨むか。答えは6月14日のピッチが出す。テキサスの灼熱の夏空の下、午後4時にキックオフされるオランダ戦が、日本代表の「本当の実力」を世界に示す瞬間だ。グループFは確かに難しい。しかし史上最高水準にある今の日本代表なら、それを言い訳にしてはいけない。
参照ソース
2026 WORLD CUP GROUP F | Netherlands top contenders; Japan, Tunisia, Sweden upstarts(Times Live, 26/05/19)
2026 World Cup schedule: Qualified teams, groups, match dates(Yahoo Sports, 26/05/19)




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