2026年7月、TBS日曜劇場「VIVANT」の続編がスタートする。驚くべきはその規模だ。2クール連続の26話放送、さらに同年12月には映画も公開される。日本のドラマ史においてこれほどのボリュームで続編を展開した例は、日曜劇場の歴史でもほぼ前例がない。(映画.com(26/03/31)

初作が生んだ「VIVANT現象」の正体

2023年夏に放送された初代「VIVANT」は平均視聴率16.4%を記録し、近年稀な地上波ドラマの大ヒットとなった。ヒットの要因は単純ではない。主人公・乃木憂助(堺雅人)が善悪の二面性を持つスパイとして描かれた重層的なキャラクター設計、アゼルバイジャンでのロケが生んだ「日本のドラマにしてあり得ないスケール感」、そして毎話仕込まれた伏線とどんでん返しがSNSを通じた連鎖的な話題を生み続けた。配信でのリピート視聴も積み上がり、2023年を代表するコンテンツになった。

なぜ「2クール26話+映画」という前代未聞の規模なのか

通常、日本の地上波ドラマは1クール10〜12話が標準だ。続編を2クールで組む試みは日曜劇場の歴史でも初に近い。この規模が実現した背景には、初作の世界観の作り込みの深さがある。乃木を中心にした多層的な人間関係と「バルカ国」という架空の国家設定、前作ラストに残された「赤い饅頭」の伏線、これらを丁寧に回収しながら新展開を加えるには10話では物理的に足りないという判断があった。(SARU(26/01/12)

再びアゼルバイジャンへ──TBSが賭けた地上波の意地

続編でも再びアゼルバイジャンでの大規模ロケが敢行される。テレビドラマとしては考えられない制作費をかけた背景には、TBSの「日曜劇場」ブランドを死守する意図がある。近年、地上波ドラマはNetflixや Disney+の配信コンテンツに視聴者を奪われ続けており、視聴率は全盛期の半分以下になった。「VIVANTほどのスケールの作品は地上波にしかできない」というメッセージを業界に向けて発信し続けることが、TBSの生存戦略の一部だ。

12月映画公開──「コンテンツエコシステム」として設計された続編

2クールのドラマ放送後、同年12月に映画が公開される。ドラマで積み上げたファン基盤をそのまま映画館へ誘導する導線は、単なるドラマの劇場版ではなく「シリーズの完結編」として位置づけられる。堺雅人にとっては「半沢直樹」以来の連続大ヒット作への出演が続く。TBSと堺雅人、そして福澤克雄監督というトリオが、2026年下半期の日本エンタメ最大の台風の目となる。(毎日サブスク動画(26/01)

参照ソース(噂の出どころ)

堺雅人「VIVANT」続編、7月から異例の2クール連続放送!|映画.com(26/03/31)
VIVANTシーズン2はいつから?2クール連続の全詳細|SARU(26/01/12)
VIVANT 続編と映画化が決定!2026年夏に新章始動|毎日サブスク動画(26/01)

コメントを残す

Trending