スマホの次は、どうやら『メガネ』らしい
新しいiPhoneが話題をさらう一方で、静かに、しかし確実に伸びているガジェットがある。AIを積んだスマートグラスだ。中でも独走しているのがMetaのRay-Ban Meta。見た目はただのレイバンのサングラスなのに、カメラで写真や動画を撮り、音楽を流し、話しかければAIが答える。この「普通のメガネにしか見えない」ことが、実は最大の武器になっている。
その勢いは日本にも及ぶ。MetaはAIグラスのRay-Ban MetaとOakley Metaを、2026年内に日本を含む複数の新市場で販売すると発表した。これまで海外の一部でしか買えなかった注目デバイスが、いよいよ国内でも普通に手に入るようになる。(Mogura VR)
『情報を表示するメガネ』へ、進化は次の段階に
これまでのスマートグラスは、カメラと音声が中心で「見る」機能は持たなかった。そこを一歩進めたのが、レンズ内に情報を映し出すディスプレイ内蔵モデル「Meta Ray-Ban Display」だ。視界の隅に通知やナビが浮かび、スマホを取り出さなくても必要な情報がその場で読める。実機を体験したレポートでは、いよいよSF的な体験が現実の製品として仕上がりつつある、と評されている。(AV Watch)
そして9月23日から24日には、Metaの年次イベント「Meta Connect 2026」が控えている。新型AIグラスの発表があるかに注目が集まっており、業界の期待は高い。ここでどんな一手が示されるかで、来年のグラス競争の輪郭が見えてくる。(Mogura VR)
Metaが勝っている理由は、技術より『かけたくなるか』
スマートグラスは長年「未来のデバイス」と言われながら、なかなか普及しなかった。理由は単純で、かけていて恥ずかしいものが多かったからだ。ゴツいゴーグルや、いかにも機械然としたフレームは、日常でかけ続けたいと思えない。ここでMetaが取った戦略が効いた。老舗アイウェアのレイバンやオークリーと組み、まず「かけたくなるメガネ」を作った。AIや機能は、その中にそっと仕込んだ。
これは順番の勝負だ。多くのメーカーが「高機能なグラス」を作ろうとした一方で、Metaは「毎日かけられるメガネ」を先に用意し、そこにAIを載せた。どれだけ賢くても、身につけてもらえなければ意味がない。デバイスとしての完成度より、ファッションとして成立するかを優先した割り切りが、独走の正体だ。
本当に問われるのは、スマホを一つ減らせるか
とはいえ、メガネがスマホを完全に置き換えるにはまだ距離がある。バッテリーの持ちや、細かい操作、プライバシーへの視線。乗り越えるべき壁は多い。それでも、写真を撮る、道を調べる、AIに一言たずねる――こうした「スマホを取り出す小さな手間」を肩代わりできるなら、意味は十分にある。見るべきは、レンズにどんな新機能が載るかではなく、実際に多くの人が毎日かけて外に出るかどうかだ。日本での発売と来週のConnectは、その分かれ目を占う節目になる。顔の上のAIが日常になる日は、思ったより近いのかもしれない。
参照ソース(噂の出どころ)
スマートグラス「Ray-Ban Meta」と「Oakley Meta」が2026年の内に日本で発売決定!(Mogura VR)(26/09)
【西田宗千佳のRandomTracking】ディスプレイ内蔵AIグラス「Meta Ray-Ban Display」実機体験(AV Watch)(26/09)
Meta Connect 2026が9月23、24日に開催決定——新型AIグラスの発表あるか(Mogura VR)(26/09)




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