絶頂のRESCENE、それでも漂う不安

いまK-POPのガールズグループで最も勢いがあるのがRESCENE(リセンヌ)だ。9月1日発表の新人ブランド評判ランキングでは3カ月連続の1位を獲得し、広告オファーも相次いでいる。(DANMEE/26/09) ところが、その絶頂ぶりとは裏腹に「奇跡と呼ばれたグループに落とし穴があるのでは」という声も出ている。(RBB TODAY/26/07/16) 破竹の勢いのなかに、なぜ不安が同居するのか。

火をつけたのはミームだった

RESCENEは2024年デビューの5人組。人気を一気に押し上げたのは楽曲そのものより、ショートフォームで拡散されたミームだった。リーダー・ウォニのYouTubeから広がった「巨済(コジェ)ヤッホー」のネタや、日本人メンバー・ミナミのギャルキャラ、メンバー同士の自然な掛け合いが切り取られ、次々と拡散していった。過去曲『LOVE ATTACK』のリバイバルヒットや、KARAの名曲を再解釈した『Pretty Girl』が7月にTHE SHOWで初の音楽番組1位を獲得したのも、この地力が下地にある。

バイラルは強いが、脆い

短尺動画で跳ねる人気は、立ち上がりが速いぶん、冷めるのも速い。ミームは飽きられれば次のネタへ移り、切り取りで知った層は、必ずしも楽曲やグループそのものに定着するわけではない。「奇跡」と持ち上げられた新人グループが、話題のピークを越えた途端に失速していく例は、これまでにいくつも見てきた。RESCENEに向けられた不安の正体は、まさにこの「バイラル発の人気は続くのか」という問いにほかならない。

供給過多のなかで戦う

市場そのものも過密だ。8月にデビューしたばかりのTUIDEも早々にブランド評判の上位へ食い込むなど、新人の投入ペースは緩まない。話題の総量が同じでも、参入するグループが増えれば一組あたりの取り分は薄まる。ミームで得た瞬発的な注目を、いかに早く「音楽で語られる存在」へ翻訳できるか。その速度が、埋もれるか抜け出すかを分ける。

問われるのは、ネタが冷めた後

RESCENEの真価が試されるのは、いまの熱狂のなかではない。ミームが一巡し、切り取りの新鮮さが薄れたときに、それでも聴きたいと思わせる楽曲と、追いかけたいと思わせる世界観が残っているか。話題量のランキングは現在地を示すだけで、未来を保証しない。奇跡と呼ばれた勢いを本物の実力に変換できるかどうか。落とし穴を越えた先にこそ、このグループの本当の答えがある。

参照ソース

あれもこれも消えた…“奇跡”と呼ばれたK-POPガールズグループに落とし穴 今最もホットなRESCENEは大丈夫か(RBB TODAY/26/07/16)

デビュー直後のTUIDEもランクイン!9月新人K-POPグループ ブランド評判トップ5(DANMEE/26/09)

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