9月利上げを、市場は「9割」織り込んだ
日銀が9月にも追加利上げに踏み切る——この見方が、いまや市場のほぼ既定路線になっている。8月27日時点で、9月利上げの織り込みは日銀が9割に達し、対する米FRBは4割程度にとどまっていた。とのことだ。(外為どっとコム)7月末の日銀会合前には30%程度だった織り込みが、わずか1カ月で跳ね上がった。普通なら利上げは通貨高の材料で、円は買われて円高が進むはずだ。ところが現実の相場は逆を向いている。
それでもドル円は159円台に張り付く
8月28日の東京市場でも、ドル円は1ドル=159円40銭台で推移した。月間高値は159円78銭付近と、160円の大台をうかがう水準だ。米国の物価指標が予想より強かったこともドル買い・円売りを後押しした。利上げが9割織り込まれてなお、円はほとんど買い戻されていない。金利差だけで為替を語る時代は、とうに終わっている。
「実質金利マイナス」という逃れられない重力
なぜ利上げでも円安が止まらないのか。答えは実質金利にある。仮に日銀が9月に利上げし、その後も引き上げを続けても、政策金利は実質的にマイナス圏にとどまり、円買いを促す動機になりにくい。とされている。(外為どっとコム)名目の金利を小刻みに上げても、物価上昇率を差し引いた実質金利がマイナスのままなら、円を持つ妙味は生まれない。日本の低成長と根強い物価高という土台がある限り、利上げは円安への重力をわずかに弱める程度の効果しか持たない。
見るべきは利上げの有無ではない
利上げ観測がここまで高まった引き金は、7月末の日米協調の円買い介入だった。政府が円安を止めにかかった以上、日銀も足並みをそろえるはずだと市場は読んだ。だが介入も利上げも、円安の構造そのものを変える手当てではない。当局が動くたびに一時的に円高へ振れ、また元の水準へ戻る。本当に相場を動かすのは、1回や2回の利上げではなく、日本の実質金利がプラスへ転じるかどうかだ。投資家が注視すべきは利上げの回数ではなく、成長率と物価の綱引きの先にある実質金利の方向である。円安はまだ、終わりの入口にすら立っていない。
参照ソース(噂の出どころ)
ドル円午前の為替予想「レンジ継続へ 9月利上げの織り込みはFRB4割、日銀9割」(外為どっとコム)(26/08/27)
【ドル円見通し総まとめ】日銀利上げでも円安が止まらない理由(外為どっとコム)(26/08/25)
【2026年ドル円見通し】日銀9月に利上げか?それでも円安が止まらない3つの理由(外為どっとコム)(26/08/20)





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