結成2年で武道館2万人という「速さ」
8月25日と26日、女性アイドルグループ「CUTIE STREET」が日本武道館で2周年ライブを開催し、2日間を完走した。「デビュー2周年を記念した初の武道館公演2DAYSで、2日間で計2万人を動員した。(PR TIMES/26/08)」という。ここで立ち止まって考えたいのは、この「2年」というスピードだ。かつてアイドルが武道館に立つには、下積みを重ね5年、10年をかけるのが当たり前だった。それが結成からわずか2年で、しかも満員で成し遂げられた。この速さは一組の快挙という以上に、いまのアイドルの売れ方そのものが変わったことを示している。
スタートはTikTok、という新しい登り方
CUTIE STREETの名を一気に広げたのは、テレビの歌番組でも大型タイアップでもなく、TikTokだった。デビュー曲がショート動画で拡散し、振り付けごと世に知られていった。これは従来の「まず現場でファンを増やし、少しずつ知名度を上げる」という登り方とはまるで違う。短い動画が一夜でバズれば、まだ実績の薄いグループでも一気に全国区の認知を得られる。ライブ動員は後から追いつく。つまり順番が逆転したのだ。昔は動員の積み重ねが知名度を作ったが、いまは拡散が先に知名度を作り、動員があとから膨らむ。武道館までの距離が縮んだのは、この順番の入れ替わりが効いている。
速く登るほど、次の壁も早く来る
ただ、速い上昇には落とし穴もある。バズで一気に知られたグループほど、熱が冷めるのも早いという現実だ。だからこそ、次にどこを目指すと語るかが重要になる。CUTIE STREETはこの武道館で1stアルバムの発売を発表し、さらに上の目標も口にしている。「次の目標は紅白、その先に東京ドームと、めちゃめちゃ夢がいっぱいだと語った。(WEBザテレビジョン/26/08)」姿勢は、瞬間的なバズを一過性で終わらせず、長く続く実力へ変えようという意思の表れだ。速く登ったグループが本当に試されるのは、この「熱が引いたあとに何を残せるか」である。武道館はゴールではなく、その耐久力を測る最初の関門にすぎない。
「2年で武道館」が示すアイドルの新ルート
CUTIE STREETの武道館2DAYSが映しているのは、アイドルの成功ルートが根本から書き換わったという事実だ。下積みの長さではなく、拡散の速さと、そこからどれだけ現場のファンへ橋を架けられるかで勝負が決まる時代になった。読者が注目すべきは動員数そのものではなく、バズで得た熱をどう定着させ、紅白や東京ドームという次の目標まで運べるかだ。速く登れること自体はもう珍しくない。むしろ、速く登ったあとに落ちずに居続けられるかどうかが、これからのアイドルの本当の実力になると見るべきだ。
参照ソース(噂の出どころ)
CUTIE STREET、デビュー2周年で初の日本武道館公演2DAYS完走 待望の1stアルバム発売も発表(PR TIMES/26/08)
CUTIE STREET、デビュー2周年ライブは日本武道館2DAYS(音楽ナタリー/26/08)
CUTIE STREETが結成2年で武道館 次の目標は“紅白、その先に東京ドーム”(WEBザテレビジョン/26/08)




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