ドライバー1本で、電池が替えられる
完全ワイヤレスイヤホン(TWS)の最大の弱点に、ついに正面から手を入れたモデルが出てきた。ゼンハイザーが8月20日に発表したフラッグシップ「MOMENTUM True Wireless 5」だ。目玉はスペックでも音質でもなく、ユーザー自身で電池を交換できること。イヤホン本体と充電ケースの両方が交換式で、小型のドライバー1本があれば数分で作業が終わる。とのことだ。(ギズモード・ジャパン)電池がへたっても丸ごと買い替えずに済む。地味に聞こえて、これはTWSの常識をひっくり返す一手だ。
「2〜3年で寿命」が、当たり前だった
これまでのTWSは、どんなに音が良くても、内蔵リチウム電池が2〜3年でへたれば実質的に寿命だった。電池だけ替えたくても交換できない構造だから、本体ごと買い替えるしかない。高性能なイヤホンほど、この「使い捨て」の宿命が重くのしかかっていた。MOMENTUM True Wireless 5はそこに風穴を開ける。再生時間はケース込みで最大40時間、ANCや空間オーディオ、Bluetooth 6.0にも対応しながら、電池の寿命がハードの寿命を決めない設計にしたのが本質だ。
EUの電池規制が、世界標準になる
これはゼンハイザーの気まぐれな親切ではない。背景には、電池を交換可能な設計へと促す欧州(EU)の電池規制があり、この流れが今後グローバルに広がると見込まれている。とされている。(ギズモード・ジャパン)EUが交換式を実質的に義務づける方向へ動けば、その市場で売りたいメーカーは全社が追随せざるを得ない。つまりゼンハイザーは、いずれ来る規制を先取りして「交換できて当たり前」の時代に一番乗りしただけとも言える。価格は国内で約4万9940円と前モデルの発売時から据え置かれ、規制対応のコストを転嫁しなかった点も見逃せない。
これからは「何年使えるか」で選ばれる
ガジェットは長らく、数年で買い替える前提で作られてきた。電池が消耗品である以上それが寿命を決め、ユーザーは定期的に財布を開く。だが修理する権利やサステナビリティへの視線が強まる中、「壊れたら終わり」を前提にした設計は通用しなくなっている。TWS選びの物差しも変わる。これまではノイズキャンセリングの効きや音質が決め手だったが、これからは「何年使い続けられるか」が同じくらい重い判断材料になる。次に選ぶときは、音の良さと同じ熱量で電池が替えられるかを確かめる価値がある。
参照ソース(噂の出どころ)
ガジェット電池交換トレンドが来る?ゼンハイザー新型イヤホンが先取りする近未来(ギズモード・ジャパン)(26/08/24)
ゼンハイザー、ユーザー自身でバッテリー交換ができるフラッグシップ完全ワイヤレスイヤホン「MOMENTUM True Wireless 5」(価格.com)(26/08/21)





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