アイドルが女優に挑む、と聞いて思い浮かべるのは、たいてい爽やかな青春ものや朝ドラの脇役だろう。ところが櫻坂46のエース・山﨑天が地上波ドラマ初主演で選んだのは、真逆の役どころだった。親友の死をきっかけに、教師たちへの復讐へと突き進む女子高生。舞台はまさかの深夜ドラマで、テーマは「青春×デスゲーム」。この振り切った一手には、いまのアイドルの俳優挑戦がどう変わったかが凝縮されている。
センターが「復讐する女子高生」を演じる
作品はテレビ朝日系のドラマ『デス(青春)ゲーム』。9月5日スタートで、放送枠は毎週土曜の深夜0時30分だ。山﨑が演じるのは主人公・落合あかね。「親友の自殺をきっかけに、教師たちへの復讐に向かっていく」という、およそキラキラとは無縁の役である。(シネマトゥデイ/26/08)。
物語は、成績優秀で学級委員だった桐生チアキが突然この世を去るところから動き出す。親友のあかねはその死を受け入れられず、クラスメイトの村瀬ソウスケがチアキの死の真相を暴くために、ある“デスゲーム”を仕掛けていく。青春群像と不穏なサスペンスが同居する、明らかに攻めた企画だ。
「つらかった」という言葉の意味
注目したいのは、山﨑本人が撮影を安易に楽しんだと言っていない点だ。初主演の重圧について「演じていた時はとてもつらかった」「かなりプレッシャーを感じた」と率直に振り返っている。(ORICON NEWS/26/08)。アイドルが余技で女優をかじる、という軽さはそこにない。
グループの中心としてステージに立つ人物が、あえて深夜帯の重い役を選ぶ。これはリスクでもある。ファンが期待する“かわいい山﨑天”とは違う顔を見せることになるからだ。それでも復讐劇の主演を引き受けたのは、アイドルのイメージを守るより、俳優としての引き出しを増やす方を取ったということだ。(THE FIRST TIMES/26/08)。
アイドルの俳優挑戦は「守り」から「攻め」へ
かつてアイドルの演技仕事といえば、グループの露出を増やすための無難な起用が中心だった。だが最近は流れが変わっている。深夜ドラマや配信作品という、数字のハードルが比較的低い場所で、本人のイメージからあえて外れた難役に挑む。ここで爪痕を残せば、グループ卒業後を見据えた俳優としての土台になる。
見るべきは「アイドルがドラマに出た」という事実ではなく、その後どんな役者になっていくかだ。山﨑天が復讐という重いテーマを深夜枠で背負ったのは、かわいさを消費させる時代から、実力で幅を勝ち取る時代へ、アイドルの俳優挑戦が確実に進化した証拠である。守りの起用では、もう誰も驚かない。
参照ソース(噂の出どころ)
櫻坂46山﨑天、ドラマ初主演 “青春×デスゲーム”描く異色ドラマ「デス(青春)ゲーム」9月スタート(シネマトゥデイ)
櫻坂46山﨑天、ドラマ初主演決定 “青春×デスゲーム”を描く異色作(ORICON NEWS)
櫻坂46山﨑天がドラマ初主演!異色のテーマで描かれる『デス(青春)ゲーム』放送決定(THE FIRST TIMES)




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