画面のないGarminが、この夏に登場した
スマートウォッチと言えば手首で光る小さな画面、というイメージを真っ向から裏切る製品が出てきた。Garmin初のバンド型ヘルス&フィットネストラッカー「CIRQA Smart Band」が、8月6日に日本で発売された。価格は32,800円。最大の特徴は、なんと画面がないことだ。センサー部分は約15gと軽く、通気性の高いファブリックバンドで、バッテリーは10日間もつという。(Smart Watch Life)高機能を積み増してきたこれまでの流れとは、明らかに逆を向いている。
あえて「見えない」を選んだ理由
画面を外したのは手抜きではなく、狙った設計だ。ディスプレイがあると通知が目に入り、そのたびに集中が削られる。CIRQAはあえて情報を表示せず、データの記録に徹する。Garminは、普段使っている腕時計を替えたくない人、仕事で時計を着けられない人、競技中に時計を外さねばならないチームスポーツの選手、そして睡眠中も含め時計が負担になる育児中の人などに向けた製品だと位置づけている。(Garmin 日本、26/07/22)着け続けられることを、何より優先した形だ。
スマートウォッチは「多機能競争」に疲れている
ここ数年、スマートウォッチは血中酸素、心電図、さらには血圧と、測れる項目を競うように増やしてきた。だが機能が増えるほど本体は厚く重くなり、充電の頻度も上がる。結果として「多機能なのに着けっぱなしにできない」という矛盾が生まれていた。24時間の健康データが欲しいのに、肝心のデバイスが手首から外れている時間が長い。これでは本末転倒だ。
ウェアラブルの価値は「装着率」に回帰する
CIRQAが突きつけているのは、ウェアラブルの評価軸の転換だ。これからの勝負は、どれだけ多くを測れるかではなく、どれだけ手放さず着けていられるかにある。装着している時間が短ければ、どんな高精度センサーもデータの穴を埋められない。軽く、目立たず、充電を気にせず、寝ている間も着けていられる——その「装着率」こそが次の主戦場になる。Garminが画面を捨てた決断は、その回帰を告げる号砲だ。
参照ソース(情報の出どころ)
Garmin初の画面なしスマートバンド「CIRQA」日本で8月6日発売(Smart Watch Life)
Garmin初!軽量&快適なバンド型トラッカー『CIRQA Smart Band』を8月6日に発売(Garmin 日本、26/07/22)
Garminから画面のないバンド型のヘルス&フィットネストラッカー「CIRQA Smart Band」が登場(@DIME)




コメントを残す