5連騰の翌日に訪れた急反落
わずか一日で相場の景色が変わった。8月17日の日経平均は5日続伸で6万9000円台に乗せ、7月上旬以来およそ1カ月半ぶりの高値圏を回復したばかりだった。ところが翌18日、日経平均は6営業日ぶりに大幅反落し、前日比1759円52銭安の6万7460円73銭で取引を終えた。下落率は2.54%に達し、報道は「6日ぶり反落、終値1759円安の6万7460円。(日本経済新聞26/08/18)」と伝えた。高値を更新し続けてきた相場が、たった一日で数日分の上げ幅を吐き出した格好だ。
下げの主役は、上げの主役だった
皮肉なことに、この日売られたのはこれまで相場を牽引してきたAI・半導体関連株だった。日米の長期金利上昇を背景に、将来の利益を織り込んで買われてきた高PER株の割高感が改めて意識された。加えて中東情勢への警戒も重なり、「中東懸念と金利上昇で。(日本経済新聞26/08/18)」下押しされたと解説されている。つまり急落の引き金は真新しい悪材料ではなく、上昇を支えてきた買いの巻き戻しそのものだった。
「一本足」の相場は反動が大きい
6万円台から7万円近くまでの上げは、AI・半導体という一本の太い柱がほぼ独力で作ったものだった。柱が太いほど、そこが折れたときの反動は大きい。金利が上がる局面で、まず高PERのグロース株から売られるのは相場の教科書通りの展開でもある。8月17日の時点で「業績拡大期待の大きいAI・半導体関連株を中心に買いが集まった。(THE GOLD ONLINE26/08/17)」相場は、翌日その同じ物色の集中ゆえに脆さを見せた。
問われるのは指数の桁ではない
今回の急落は、暴落の始まりというより過熱の調整と見るのが妥当だ。ただし6万7000円台がなお歴史的な高値圏にあることも動かせない事実である。相場の健全さを測る物差しは、日経平均が何円かではなく、物色が半導体という一本足の外へどれだけ広がるかにある。金利のある世界では、テーマに資金が偏った相場ほど大きく揺れる。数字の高さに安心するのではなく、その高さを誰が支えているのかを見たほうがいい。
参照ソース(噂の出どころ)
日経平均株価、6日ぶり反落 終値1759円安の6万7460円(26/08/18)
東証大引け 日経平均は6日ぶり反落、1759円安 中東懸念と金利上昇で(26/08/18)
日経平均は5日続伸で「6万9,000円台」へ…買いが集まったAI・半導体関連株の動向(THE GOLD ONLINE)(26/08/17)





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