3年待たされたドラマが、ついに帰ってきた
2023年に「別班」という言葉まで流行らせた社会現象ドラマが、この夏ようやく続きを見せてくれる。堺雅人主演のTBS日曜劇場「VIVANT」第2シーズンが、7月26日にスタートした。物語は前シーズンのラストシーンの直後から動き出す。国際テロ組織「テント」に関わる任務から戻った乃木が、神社に置かれた赤い団子に目を留める──それが特命係の緊急招集の合図だ、という掴みからして期待を裏切らない。ファンにとっては、長い3年間の空白がやっと埋まる瞬間だ。
「半年間放送」という異例の賭け
今回いちばん驚かされたのは、放送の規模である。第2シーズンは半年間にわたって放送されるという、通常のクール制ドラマの常識を外れた異例のスケールで組まれている。(MANTANWEB/Yahoo!ニュース/26/07) 日本の連続ドラマは3カ月・全10話前後で完結するのが当たり前で、半年をひとつの作品に充てるのは近年ほとんど例がない。これはテレビ局が、当たった作品に思い切りリソースを注ぎ込む「超大作路線」に舵を切ったことを意味する。
放送前から1100万再生という援護射撃
その賭けを後押しするのが、前シーズンの底力だ。第1シーズンの無料配信は放送前の段階で総再生1100万回を突破し、TVerでのお気に入り登録はTBSの歴代連続ドラマで最高となる220万件超を記録した。(livedoorニュース/26/07/23) つまり半年放送という長丁場は、無謀な博打ではなく、確実に戻ってくる視聴者を計算に入れた投資だ。配信で「待てる視聴者」を育て、その熱量を長期作品に還元する──ここに今のテレビの生存戦略が透けて見える。
大作路線が映す、テレビの本音
裏を返せば、半年をかけられる看板は限られている。数を撃つより一発を大きく育てる方が効率的だという判断は、視聴習慣が配信へ流れた時代の必然だ。VIVANTのような「観るために時間を空けたくなる」作品でなければ、人はもうリアルタイムで画面の前に座らない。テレビは、薄く広くではなく厚く狭く、へと戦い方を変えつつある。
VIVANTが半年間ぶっ通しで放送される理由は、単なる話の長さではない。それは、配信全盛のなかでテレビが見つけた「一点突破」の答えだ。当てた作品にすべてを注ぎ、視聴者を半年つなぎ止める──この夏の日曜劇場は、ドラマの作り方そのものが変わる号砲になるはずだ。
参照ソース(情報の出どころ)
<VIVANT>堺雅人主演の日曜劇場の続編 半年間にわたって放送 – MANTANWEB/Yahoo!ニュース(26/07)
堺雅人主演「VIVANT」第2シーズン、放送前から無料配信が1100万再生を突破 – livedoorニュース(26/07/23)




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