今週金曜、苗場で開幕

フジロック・フェスティバル2026が7月24日から26日まで、新潟・苗場スキー場で開かれる。ヘッドライナーは初日がThe xx、2日目がクルアンビン、最終日がマッシヴ・アタックの3組で、Hi-STANDARDや藤井風、XGらの出演も発表されているとのことです。(WWDJAPAN)(26/07)開催が近づく中でタイムテーブルも公開済みです。(音楽ナタリー)(26/06)

ヘッドライナーが「渋く」なったのは偶然ではない

今年の3組は、音楽ファンなら唸る顔ぶれだが、お茶の間に名前が届くスタジアム級ではない。これは招聘の失敗ではなく構造の変化だ。世界的にフェスの出演料は高騰を続け、そこに歴史的な円安が重なった。ドームを埋める級の洋楽アーティストを苗場に運ぶ採算は、もう昔のようには合わない。世界ツアーの経路からも日本は外れやすくなっており、「渋いが確かな組」を選ぶのは経済合理性の帰結だ。

話題の中心はすでに国内勢

実際、今年の名簿でSNSの話題を集めているのは藤井風でありXGだ。どちらも海外のチャートやフェスで戦っているアーティストで、もはや「洋楽の添え物」ではない。洋楽を浴びるために苗場へ行く時代は終わり、国内勢が世界基準の音を鳴らす場としてフジロックが機能し始めている。主役の交代は寂しい話ではなく、日本の音楽が輸入超過を脱しつつある証拠でもある。

それでもフジロックが強い理由

四半世紀を超えて続くこのフェスの本当の資産は、ヘッドライナーの名前ではない。山と一体になった会場、雨まで込みで楽しむ客の文化、あの場所でしか成立しない空気だ。出演者の看板で行き先を決める時代は終わり、フェスは「誰が出るか」より「どこで、誰と聴くか」で選ばれている。ヘッドライナーの渋さを嘆くより、名簿の下のほうから次の主役を見つけるのが、今のフジロックの正しい歩き方だ。

参照ソース

「フジロック 2026」第1弾アーティスト66組が発表(WWDJAPAN/Yahoo!ニュース)

「フジロック」タイムテーブル公開、開催まで1カ月を切る(音楽ナタリー)

『フジロック’26』ステージ割&第4弾アーティストが発表(NiEW)

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