最終作の名は『REVELATION』

Summer Game Fest 2026で、スクウェア・エニックスが『FINAL FANTASY VII REVELATION』を発表した。2020年の『REMAKE』、2024年の『REBIRTH』に続く三部作の完結編にあたる。PC、PS5、Xbox Series X|S、Nintendo Switch 2に同時展開される。(GameSpot/26/06)

公開された映像では飛空艇ハイウインドで惑星を巡るオープンワールド構成が示され、シド・ハイウインドとヴィンセント・ヴァレンタインが正式に仲間として加わる。戦闘はキャラクター切り替えとリアルタイム/タクティカルの併用を継承しつつ、タクティカル側でパーティ全体に指示を出せるようになった。ディレクターの浜口直樹氏は「覚悟」を軸に、クラウドたちがそれぞれの信念と向き合う旅になると説明している。(Player.One/26/06)

三部作は分割ではなく資金繰りだった

1997年の原作を三本に分けた判断は、当時は引き延ばしと受け取られることもあった。実際にはこれは開発費の問題である。現代のグラフィック水準で原作全編を一本にまとめれば、開発期間は長期化し、その間の売上はゼロになる。三分割は物語の都合ではなく、途中で収入を得ながら作るための構造だった。

この構造の代償が期間の長さだ。2020年の第一作から完結まで、公式に示された予定どおりに進んでも7年、企画段階から数えれば10年規模になる。開発期間中にハードは世代を跨ぎ、今回はSwitch 2という発売時に存在しなかった機種にも同時対応する。長期化を選んだ以上、途中で環境が変わることは織り込むしかない。

完結編にだけ課される難題

三部作の最終作には、単体作品にはない負荷がかかる。新規購入者はほぼ見込めず、売上の上限が前作の到達本数で決まってしまうからだ。第一作から6年が経過し、途中で離脱した層を呼び戻す必要もある。

全機種同時発売という判断は、この制約への直接の答えだろう。第一作がPS5独占の時期を経てから他機種へ広がったのに対し、完結編は最初から間口を開ける。物語を追ってきた人を一人も取りこぼさない設計であり、独占契約の価値より完結の到達率を優先したことになる。

オープンワールドという選択の意味

飛空艇による惑星の周回は原作終盤の象徴であり、ここを開かれた地形として実装することは技術的にも順当だ。ただし、この構成は完結編の弱点も補っている。物語が佳境に入るほど筋書きは一本道になり、遊びの自由度は下がる。移動を開くことで、終盤特有の窮屈さを避けようとしている。

指示系統の拡張も同じ方向にある。仲間が増えるほど操作は複雑になるが、全体への命令を出せるようにすれば、パーティが揃った状態そのものを楽しめる。積み上げてきた仲間集めの成果を、最終作の遊びとして回収する設計だ。

この規模の三部作は最後になる

10年かけて一本の旧作をリメイクする体制を維持できる会社は、世界でも数えるほどしかない。開発費が上がり続けるなかで、同じ賭けを新規に始める企業は今後さらに減る。

『REVELATION』が示しているのは、大作の続編商法の完成形であると同時に、その限界でもある。分割して資金を回しながら作るやり方は、完結まで市場が待ってくれることを前提にしている。前提が崩れれば途中で打ち切られる。この三部作が最後まで届くかどうかは、一本のゲームの成否ではなく、超大作という作り方そのものの検証になる。

参照ソース(噂の出どころ)

Final Fantasy 7 Revelation Gets Its First Trailer At Summer Game Fest(GameSpot)
Final Fantasy 7 Revelation Marks Last Game in Remake Trilogy(Player.One)
Final Fantasy VII Revelation Announced at Summer Game Fest 2026(G2A News)

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