7月末、ついに量産が始まる

長く噂だけが先行してきたApple初の折りたたみiPhoneが、いよいよ現実味を帯びてきた。複数の報道によれば、量産は2026年7月後半に開始される見通しで、最大の懸念とされてきたヒンジ(蝶番)の問題もほぼ解決されたという。この量産開始により、9月上旬にiPhone 18 Proシリーズと同時発表される可能性が高まった。数年語られてきた”折りたたみのアップル”が、ようやく製品として立ち上がろうとしている。(財経新聞・26/06/26)

“発表”と”入手”の間にある深い溝

ただし、9月に発表されることと、9月に買えることはまったく別の話だ。初期の発注量は約300万枚にとどまると報じられている。これは市場を一気に取りに行く数字ではなく、第1世代のプレミアム端末として慎重に投入する意図の表れだ。折りたたみ用のOLEDパネルはサムスンディスプレイが独占供給し、3年間の独占契約を結んだとされる。供給の蛇口が一社に握られている以上、需要が読みを超えれば、たちまち品薄になる。(iPhone Mania・26/06/26)

40万円級・7.8インチという実像

そもそもこの端末は、万人が気軽に手を出す価格帯にない。予想価格は2,000〜2,500ドル、日本円で30万〜40万円級と、iPhone史上もっとも高額になる見込みだ。開けば約7.8インチのタブレットに近い画面、畳めばポケットに収まる普通のスマートフォンとして使える。革新的である一方、その革新には相応の対価が求められる。発売直後に飛びつけるのは、価格と品薄の両方を乗り越えられる一部の層に限られる。(ITmedia Mobile・26/05/04)

初動の品薄は”戦略”であり”必然”

約300万枚という抑えた初期数量は、Appleが第1世代を”普及”ではなく”象徴”として売ろうとしている意思のあらわれだ。まず高い価格を受け入れる少数の顧客に届け、製品を熟成させながら次世代で量を広げる。折りたたみiPhoneは、9月に華々しく発表されても初動は品薄が約束されている。買える人から順に選ばれていく、超高級端末としての船出になる。手に取れるのが年末以降にずれ込んでも驚くにはあたらない。折りたたみのアップルは、誰もがすぐ持てるスマートフォンとしてではなく、まず憧れの対象として始まるのだ。

参照ソース(噂の出どころ)

アップル初の折りたたみiPhone、7月後半に量産開始か(財経新聞・26/06/26)

折りたたみiPhoneが7月末に量産開始と報道〜9月発表へ前進(iPhone Mania・26/06/26)

Appleの折りたたみ「iPhone Ultra」のうわさ最新まとめ(ITmedia Mobile・26/05/04)

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