13作品をオムニバスで、テレ東の挑戦
ホラー漫画の鬼才・伊藤潤二の傑作集が実写ドラマ化される。テレビ東京「ドラマ24」枠で2026年7月にスタートする『ストレンジ -伊藤潤二の夜も眠れぬ奇妙な話-』は、「死びとの恋わずらい」「いじめっ娘」「あばら骨の女」など13作品をオムニバス形式で映像化する。村上虹郎、細田佳央太、齊藤なぎさ、恒松祐里らが出演し、主題歌はIVEが担当する。(NiEW、26/04) 1話完結を積み重ねるオムニバスという形式選択そのものに、製作陣の計算が透けて見える。
「実写化と相性が悪い」と言われ続けた理由
伊藤作品はこれまで何度も映像化されながら、原作ファンを満足させきれない歴史を抱えてきた。理由は単純で、あの魅力は物語の筋ではなく「絵の狂気」に宿るからだ。渦巻き、増殖する造形、紙面でこそ成立する不気味さを、生身の役者と実写の質感に移し替えると、しばしば安っぽさに転んでしまう。長編一本で世界観を背負わせると粗が目立つ──だからこそ今回、独特の狂気に満ちた短編を厳選し、オムニバスで束ねる構成が選ばれた。(ORICON NEWS、26/06) 一本あたりの尺を絞ることは、実写ホラーの弱点を隠す最も現実的な処方箋である。
なぜ今、そしてなぜテレ東なのか
深夜のテレ東という座組みも理にかなっている。視聴率の重圧が比較的軽い枠だからこそ、万人受けしない作家性に振り切れる。さらに主題歌にIVEを据えることで、ホラー耐性の高い層だけでなく、配信で世界に届く回路まで確保した。配信前提の時代に、伊藤潤二という「海外で評価の高い日本産ホラー」は格好の輸出コンテンツになる。『ストレンジ』が成功するかどうかは、絵の狂気をどこまで音と間で再現できるかにかかっている。実写化の壁を越える鍵は、原作を忠実になぞることではなく、短編という器で「嫌な余韻」を残せるかどうかだ。
参照ソース(噂の出どころ)
伊藤潤二の傑作集を実写化、ドラマ『ストレンジ -伊藤潤二の夜も眠れぬ奇妙な話-』放送決定。主題歌はIVE(NiEW、26/04)
【ドラマ24】『ストレンジ -伊藤潤二の夜も眠れぬ奇妙な話-』作品情報|放送日・キャスト・スタッフ(ORICON NEWS、26/06)




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