2026年4月、ゼルダの伝説の実写映画がニュージーランドでの主要撮影を終えた。Sony Picturesが配給し、任天堂が共同出資するこのプロジェクトは、2027年5月7日のワールドワイド公開に向けてポストプロダクション段階に入っている。IMAXでの上映も決定済みだ。
なぜ今、ゼルダを実写化するのか
そもそもなぜ任天堂は今このタイミングでゼルダを実写映画化するのか。答えのひとつは2023年の「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」の大成功にある。世界興行収入13億ドルを超えたあの映画は、任天堂IPが映像化で巨大な価値を生み出せることを証明した。
もうひとつはゲーム本体の成熟だ。「ブレス オブ ザ ワイルド」「ティアーズ オブ ザ キングダム」の大ヒットによって、ゼルダはコアゲーマー以外にも広く知られるブランドになった。実写映画という形式は、まだゲームをプレイしていない層へのリーチとして理想的な手段だ。
任天堂がIPをハリウッドに「委ねる」リスク
しかし不安材料もある。任天堂はこれまでIPの扱いに極めて慎重な会社として知られており、1993年の実写版マリオ映画(デニス・ホッパー主演)の大失敗は、同社が長年映像化に消極的だった理由とされる。
今回の製作陣には「メイズ・ランナー」シリーズのWes Ballが監督を務め、プロデューサーにはアイアンマンシリーズのAvi Aradが参加している。任天堂の宮本茂氏が直接プロデュースに関与することで、ゲームとのブランド一貫性を担保しようとしているが、それでも「ハリウッド流の改変」がどこまで入るのかは未知数だ。(Nintendo Life(26/04))
撮影地がロード・オブ・ザ・リングと同じという意味
撮影はウェリントンを中心に、オタゴ地方のグレノーキーでも行われた。グレノーキーは「ロード・オブ・ザ・リング」三部作でピーター・ジャクソン監督が使用した地でもあり、スケールの大きなファンタジー映像を追求する姿勢が見える。リンクとゼルダをそれぞれBenjamin Evan AinsworthとBo Bragasonが演じるキャストも確定しており、制作チームは本格的なファンタジー大作として仕上げようとしていることがわかる。
公開後はNetflixで独占配信
公開後の流通についても注目点がある。劇場・ホームエンタメ期間を経たのち、NetflixがSony Picturesとの契約に基づき独占配信する。マリオ映画がPeacock(米国)で配信されたのとは異なる流通戦略で、グローバル展開においてNetflixの巨大ユーザーベースを活用する方針だ。(Nintendo Life(26/01))
2027年5月の公開まで約1年。マリオに続いてゼルダも「映画が売れるゲームIP」の地位を確立できれば、任天堂の映像コンテンツ戦略は次のフェーズに入る。
参照ソース(噂の出どころ)
The Legend Of Zelda Live-Action Movie Has Officially Wrapped Filming – Nintendo Life(26/04)
The Live-Action Zelda Movie Is Coming To IMAX – Nintendo Life(26/05)
The Live-Action Zelda Movie Is Coming To Netflix – Nintendo Life(26/01)
Legend of Zelda Movie: Production Wraps Ahead of 2027 Release – Hollywood Reporter




コメントを残す