10万円のAIグラスが店頭に並ぶ

スマートグラスが、いよいよ「試作品」から「店で買える製品」へと段階を進めた。中国発のRokidは、AIを搭載したスマートグラスの一般販売を2026年7月10日に日本で開始した。価格は10万9990円で、「ヨドバシカメラ、ビックカメラ、エディオンなど全国75店舗で順次展開される」と発表されている。(MoguLive・26/07)。カメラやマイク、ディスプレイをメガネ型に収め、翻訳やARナビゲーションをこなす。誰でも家電量販店で手に取れる存在になった意味は大きい。

「YodaOS」というAIネイティブOS

注目すべきはハードの仕様ではなく、同時に発表された基盤ソフトだ。RokidはAIグラス向けのOS「YodaOS」を掲げ、グラスを単なるガジェットではなく「AI時代の新しいインターフェース」と位置づけた。スマートフォンにおけるiOSやAndroidに相当する土台を、眼鏡型端末で先に押さえにきている。勝負どころが部品の性能から、その上で動くOSへと移りつつある証拠だ。ここを握れるかが、その後の主導権を左右する。

MetaやXREALと何が違うのか

市場にはすでにMeta Ray-Banや、映像表示に強いXREALがひしめく。「AI+表示を両立するRokidのAIグラスが2026年の新主役」と評されるように、競争軸は撮影やディスプレイ性能から、AIをどれだけ自然に使えるかへと移っている。(ガジェナビ・26/07)。同じ眼鏡型でも、各社が目指す方向は明確に割れ始めた。

次の主役はハードでなくOS

ここに、スマートフォンの次を巡る争いの本質がある。デバイスの形はどこも似通っていくが、日々の入り口となるOSを握った者が生態系ごと囲い込む。Rokidが専用OSを前面に押し出したのは、ハードの安売り競争に巻き込まれる前に、プラットフォームの椅子を取りにいく賭けだ。AIグラスの勝敗を決めるのは、レンズの向こうに映る解像度ではなく、どのOSが「意識させずに使える」かである。スマホの次の主戦場は、目に見えるハードではなく、すでにソフトの上で静かに始まっている。

参照ソース

「Rokid スマートAIグラス」一般販売へ。基盤となるAIネイティブOS「YodaOS」の詳細も明らかに(MoguLive・26/07)

スマートグラス一覧・全モデル比較(ガジェナビ・26/07)

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