本体とソフトを別々に買うと、損をする
任天堂は7月23日、Nintendo Switch 2専用ソフト『スプラトゥーン レイダース』を発売する。同日には本体とダウンロード版ソフトを同梱した「Nintendo Switch 2 スプラトゥーン レイダース セット」も登場し、希望小売価格は税込64,980円。本体単体(税込59,980円)とダウンロード版(税込6,480円)を個別に買う合計66,460円より、1,480円安い。(GAME Watch/26/07)
まとめて買うほうが得――当たり前に見えるこの設計に、値上げに踏み切った任天堂の計算がにじんでいる。
「高くなった本体」を、どう気持ちよく買わせるか
Switch 2は6月に値上げが行われ、それでも品薄が続くほど売れている。価格への抵抗感が高まる局面で、任天堂は正面から本体を値下げするのではなく、話題の新作を抱き合わせて「実質的に得」と感じさせる道を選んだ。本体価格は据え置いたまま、セットにした瞬間だけ割安になる。値上げの心理的な負担を、ソフトの魅力で相殺する設計だ。
『スプラトゥーン レイダース』はシリーズ初のスピンオフで、先行プレイの評判も上々と伝えられている。本体を牽引する看板役として申し分ないタイトルだ。(週刊アスキー/26/07)
ソフトで本体を売る、任天堂の原則
ハードを普及させ、その上で長く遊ばせる。任天堂のビジネスはこの順序で回ってきた。セット販売はまさにその入口で、値上げ後に初めて本体を買う層へ、看板ソフトを抱き合わせて背中を押す。単体で買うより安く見せることで、値上げの記憶を静かに上書きしていく。7月は全機種で200本超のソフトが集中する供給過多の月でもあり、そのなかで自社の目玉を本体と直結させる意味は大きい。
値上げ時代の売り方は「割引」ではなく「同梱」だ
部材の高騰でハードの値下げが難しいいま、メーカーが取れる手はストレートな割引ではなく、価値の抱き合わせへ移っている。1,480円という小さな差額は、値上げした本体をためらわず買わせるための、よく練られた仕掛けだ。任天堂は価格そのものではなく、体験の束で勝負している。ゲーム機の売り方は、確実に次の段階へ入った。
参照ソース(噂の出どころ)
Switch 2「スプラトゥーン レイダース」7月23日発売決定。価格は6,480円~(GAME Watch、26/07)
任天堂「スプラトゥーン レイダース」評判は上々「予想以上に面白そう」の声(週刊アスキー、26/07)





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