売れ筋の主役が入れ替わった
2026年のイヤホン市場で静かに進んでいるのが、「耳を塞がない」タイプへの主役交代だ。骨伝導で知られるShokzは、2025年の日本市場で「骨伝導」と「左右分離クリップ型(イヤーカフ)」の2部門で販売台数1位を獲得した。(PR TIMES/26/03/10更新) 完全ワイヤレスの外側で、別の市場が確実に育っている。
「ながら聴き」を後押しした制度変更
追い風になったのが生活側の変化だ。自転車の交通ルール改正で、周囲の音を聞きながら使えるオープンイヤー型の需要が高まり、2026年は「ながら聴き元年」と位置づけられている。(PHILE WEB/26/04/01更新) 音楽に没入するのではなく、日常に音を重ねる。ノイズキャンセリングとは正反対の価値が、いま支持を集めている。
市場そのものが二桁成長
市場規模でも勢いは明確だ。骨伝導ヘッドフォンの世界市場は2026年に約19億7000万ドルと見込まれ、2035年まで年平均24.4%で成長すると予測されている。(Business Research Insights/26/05/01更新) 成熟しきった完全ワイヤレスとは対照的な伸び率だ。
AirPods一強に「横から」刺さる
ここにソニーも2026年にイヤーカフ型で参入し、選択肢は一気に広がった。重要なのは、この波がAirPodsと真正面から音質やノイズ処理で戦っていない点だ。「耳を塞ぐことが前提」というイヤホンの常識そのものをずらし、AirPodsが得意な土俵の外側から需要を奪っている。2026年のイヤホン選びは「性能の優劣」から「耳を塞ぐか塞がないか」という装着スタイルの二択へ移りつつある。AirPods一強を崩すのは、より高性能な対抗馬ではなく、そもそも戦い方が違う新カテゴリだ。強さで勝てない相手には、ルールをずらすのが最も効く。
参照ソース(噂の出どころ)
Shokz、2025年日本イヤホン市場で骨伝導・クリップ型の2冠(PR TIMES/26/03/10)





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