BLACKPINKという怪物グループを世界的存在に押し上げた立役者は、メンバーでもYGの経営陣でもない。プロデューサーのTEDDYだ。そのTEDDYが、YGの傘下ではなく自身が率いるレーベルTHEBLACKLABELで送り出すガールズグループMEOVVが、2026年6月1日に2nd EP『BITE NOW』でカムバックした。自己最高の初週売上を記録したと報じられ、「第2のBLACKPINK」を独立した立場で再現できるかに注目が集まる。(allkpop)

メンバー選抜から制作まで、すべてを一人が握る

MEOVVの特異さは、TEDDYがメンバーを自ら選び、クリエイティブと制作のすべてを統括している点にある。タイトル曲「DDI RO RI」はバッハのトッカータとフーガをモチーフにブルックリン・ドリルを掛け合わせた攻めた一曲で、メンバー自身も共作に名を連ねた。(FEMMUSIC)大手事務所の分業体制ではなく、一人の天才プロデューサーの美意識でグループ全体を貫く。BLACKPINKで証明した方程式を、より自由な環境で純度を上げて再実装しようという試みだ。

なぜTEDDYは「外」で勝負するのか

大手YGに残れば資本もファンダムの基盤も使えた。それでもTEDDYが独立レーベルでの挑戦を選ぶのは、ヒットの果実とブランドの主導権を自分の手に取り戻すためだ。プロデューサーが「裏方」から「主役」へと立ち位置を変える流れは、K-POP全体の構造変化を象徴している。グループの名前より、誰が作ったかが価値を決める時代。MEOVVは「TEDDYのグループ」として売り出され、その看板がそのまま信用になっている。

プロデューサー依存という諸刃の剣

ただし一人の感性に全面的に依存するモデルは、強さと脆さが背中合わせだ。TEDDYの手が回らなくなれば品質は揺らぎ、彼の美意識が時代とずれた瞬間にグループ全体が傾く。大手の分業体制が非効率に見えても、属人リスクを分散する保険として機能していたのも事実だ。MEOVVが自己最高の初週を記録したことは、TEDDYブランドがまだ強力に効いている証拠だが、それは同時に「TEDDーがいなければ」という問いを常に突きつける。

看板が機能するうちに「自走」できるか

MEOVVに問われているのは、TEDDYの看板が効いているうちに、メンバー自身の個性とファンダムを育て、いつかプロデューサーの名前がなくても回るグループへ脱皮できるかだ。BLACKPINKもデビュー時はYGとTEDDYの威光で走り出したが、最終的にはメンバー個々のスター性で世界をつかんだ。MEOVVが同じ道をたどれるなら、TEDDYの独立は正解として記憶される。プロデューサーの個人ブランドでグループを立ち上げる賭けが吉と出るかは、ここから数年で答えが出る。

参照ソース(噂の出どころ)

MEOVV breaks their personal record in first-week sales with ‘BITE NOW’(allkpop・26/06):(allkpop)

MEOVV – BITE NOW(FEMMUSIC・26/06/01):(FEMMUSIC)

コメントを残す

Trending