K-POPのカムバックが連日報じられるなか、仕組みそのものが他と一線を画すグループがある。tripleS(トリプルエス)だ。メンバーは24人。K-POP女性グループとして最多人数で、2026年は『Love&Pop』プロジェクトとして上半期・下半期に分けた大型リリースを進める。6月1日にはコリアンカムバック「Love Side」をリリースした。だがtripleSの本当の特異性は人数ではない。「誰がどの曲を歌うか」をファンの投票で決める、という運営の根幹にある。(encore(USEN))
「Gravity」というファン投票の仕組み
tripleS最大の特徴は「Gravity」と呼ばれる投票システムだ。ファンは運営元MODHAUSが提供する「Cosmoアプリ」を通じ、タイトル曲の選定やユニットのメンバー構成に直接投票する。投票にはデジタルの「Objekt(オブジェクト)」と呼ばれるトレーディングカードが必要で、アプリ内購入やイベント参加で入手する。つまりファンは応援するだけの存在ではなく、グループの編成に票を投じる「議決権者」として組み込まれている。(Wikipedia)
固定ユニットを持たない柔軟性
一般的なK-POPグループは、運営があらかじめユニットや選抜を決め、メンバーの役割を固定する。tripleSはそこを意図的に流動化させた。24人という大所帯を、固定の小ユニットに縛らず、投票結果に応じて自在に組み替える。誰がセンターに立ち、どの曲が表題になるか——その決定権の一部を運営が手放し、ファンに委ねた。アイドルの「中央集権」を、構造から崩そうとする試みだ。(ソニーミュージック)
「推し活」を権力に変える発明
この設計が巧妙なのは、ファンの熱量をそのまま運営の駆動力に変換している点だ。投票には課金を伴うObjektが要る。ファンは「自分の票で推しをセンターにしたい」という動機で消費し、その消費が次のユニットや楽曲を決める。応援が直接、結果に反映される手応え——これは従来のCD大量購入や音楽番組投票より、はるかに当事者意識を刺激する。推し活を、可視化された権力に変えてしまったのである。
これは「アイドルのDAO化」かもしれない
tripleSの仕組みは、ブロックチェーン的な分散統治の発想をアイドル運営に持ち込んだものに近い。決定権をトークン(Objekt)で分配し、コミュニティの投票で方向を決める。24人という規模も、この流動的な編成を成立させるための「素材の多さ」と捉えれば腑に落ちる。完成された商品を売るのではなく、ファンと一緒に編成を作り続ける——アイドルの主導権が運営からファンへ移る、その最前線の実験がここにある。(ソニーミュージック)
参照ソース(噂の出どころ)
encore(USEN)「tripleS、K-POP女性グループ最多24人の完全体で初のSHOW CASEライブ」/Wikipedia「TripleS」/ソニーミュージック「tripleS プロフィール」




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