Garminのフィットネス部門が前年比42%成長
2026年のスマートウォッチ市場は、表向きAppleとSamsungの二強争いに見える。しかし実際の市場データを見ると、異なる絵が浮かび上がる。Garminの2026年Q1決算では、フィットネス部門が前年比42%成長を達成した。新発売のForerunnner 70・Forerunner 170・Forerunner 170 Musicが5月15日から順次出荷され、エントリーからプロまでの全層をカバーするラインナップが整った。とのことです。(T3)
なぜランナーはApple WatchではなくGarminを選ぶのか
Apple Watch Series 11の最大駆動時間は約18時間だ。Samsung Galaxy Watch 8でも40時間程度。一方、Garmin Forerunner 970やFenix 8は、通常使用で2〜3週間、GPSフル使用でも80時間超を実現している。フルマラソンや100kmウルトラトレイルを走るアスリートにとって、「途中で充電が切れない」という安心感は何物にも代えられない。さらに、Garminの心拍変動(HRV)解析やトレーニング負荷の可視化は、AppleやSamsungが持つ「健康モニタリング」とは別次元の精度を提供している。
2026年W杯前夜、アスリートが着けているのはGarminだ
2026年6月のFIFAワールドカップに向けて、世界中のアスリートとサポーターが動き始めている。プロサッカー選手のトレーニングデータ計測、マラソンランナーの練習管理、トライアスリートのレースペース分析。これらすべての場面でGarminは圧倒的な存在感を持つ。日本代表選手の多くもGarminのウォッチを使用しており、ピッチ外でのコンディション管理に活用されている。「スポーツウォッチ」という文脈では、Garminは事実上のデファクトスタンダードだ。
AppleとSamsungは「健康」を売り、Garminは「パフォーマンス」を売る
AppleとSamsungのスマートウォッチは「健康管理」をキーワードに、一般消費者への訴求を強化してきた。血圧モニタリング、血糖値測定(検討中)、心電図、睡眠スコア。これらは一般ユーザーにとって有益だ。しかしGarminは別の市場を狙っている。「日常的なフィットネス愛好者」から「本格的な競技者」まで、パフォーマンス向上にこだわるユーザーだ。その層にとってGarminの機能の深さは、AppleやSamsungには代替できない。
Fenix 9が2026年後半に来る
Garminは2026年後半に旗艦モデル「Fenix 9」のリリースを示唆している。Fenixシリーズはアウトドアスポーツ向け最高峰モデルとして知られ、発売のたびに熱狂的な反響を生む。Garminの成長の本質は「AppleとSamsungに勝とうとしていない」ことにある。特定のユーザー層に深く刺さる機能を磨き続ける──この「ニッチの王道」こそが、スマートウォッチ市場でGarminが独自の覇権を維持する理由だ。
参照ソース
Garmin’s wearable boom sets the stage for Fenix 9(T3)(26/04/26)




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