2026年のNVIDIA、株価は意外と伸び悩んでいる

2024年から2025年にかけてAIブームの象徴として株価が急騰したNVIDIAだが、2026年に入ってからの上昇率は約15%にとどまっている。AIへの投資サイクルが持続するかを投資家が疑い始めており、株価はおよそ215ドル付近で推移している。アナリスト37名のコンセンサス目標株価は272.08ドルで、約26%の上昇余地が残るとされる。問題は、5月20日の決算発表がその期待を裏付けられるかどうかだ。(Intellectia.ai)

Blackwellチップの出荷が「本番」を迎える

アナリストが今回の決算に最も注目するのは、次世代GPU「Blackwell」シリーズの出荷状況だ。前世代のHopperを大幅に上回る性能を持つBlackwellは、Microsoft・Amazon・Googleといった大手ハイパースケーラーから大量発注を受けていると報じられている。これが計画通りに出荷されていれば、売上高は前年比77%増という強烈な数字をたたき出す可能性がある。前四半期にはS&P500銘柄の約84%がポジティブサプライズを記録しており、AI向け設備投資の熱量が落ちていないことを示している。(GuruFocus)

「帝国に挑む刺客」が現れ始めた

しかし市場には別の視点もある。2026年、NVIDIAを年間パフォーマンスで240%以上も上回るAI銘柄が存在するという報道が相次ぎ、NVIDIAの独走が揺らぎ始めているとの指摘も出ている。GoogleはTPU(Tensor Processing Unit)の世代を着実に重ね、AmazonとMicrosoftも自社AI専用チップの開発を加速させている。NVIDIAが高い粗利率を長期にわたって維持できるかどうかが、長期投資家の最大の焦点となっている。(The Motley Fool)

決算で投資家が見る「3つのポイント」

5月20日の決算で市場が注視するのは大きく3点だ。第一はBlackwellの出荷量と粗利率の維持。第二はデータセンター事業の売上比率(全体の約8割を占めると予想)。そして第三は、次世代「Rubin」アーキテクチャへの移行ロードマップだ。Rubinは2027年の量産開始が見込まれており、製品サイクルの継続性を示せるかどうかが株価の行方を左右する。NVIDIAはすでに2026年に入り40億ドルを超えるエクイティコミットメントを積み上げており、AI産業全体への資本家としての存在感も増している。(The Motley Fool)

5月20日は「AIバブルの継続か終焉か」を占う夜

強気派はBlackwellの需要が本物であれば、NVIDIAは再び株価最高値圏を目指すと主張する。一方の弱気派は、ビッグテック各社が自社チップへの移行を進めることで、NVIDIAへの依存度が徐々に下がると予測する。どちらのシナリオが正しいかを占う最初の公式なデータが、この決算によってもたらされる。「AIインフラへの投資は加速するのか、一服するのか」——5月20日はその分水嶺となりうる一夜だ。

参照ソース(噂の出どころ)

Nvidia Stock Analysis May 2026: AI Chip Giant Faces Critical Earnings Test – Intellectia.ai
NVIDIA Earnings to Boost Tech Stocks Amid AI Spending Surge – GuruFocus
The Evidence Is Piling Up: Nvidia’s AI Chip Dominance May Be About to Come to an End – The Motley Fool(26/05/08)
Should You Buy Nvidia Stock Before May 20? – The Motley Fool(26/05/10)

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