15年ぶりのApple最高責任者交代
2026年4月20日、Appleは15年ぶりとなるCEO交代を発表した。Tim Cookが9月1日付で退任し、後任にハードウェアエンジニアリング担当SVP(上級副社長)のJohn Ternusが就任する。CookはApple取締役会の執行会長に転じ、会社との関係は続ける。(Apple newsroom)
Tim Cookは2011年、Steve Jobsの逝去直前に引き継いで以来、15年間Appleのトップに君臨した。時価総額3兆ドルを超える世界最大企業の一つへと育て上げ、iPhoneサービス事業の拡大やグローバルサプライチェーンの構築を牽引した。その経営者が退き、次のAppleを誰が作るのかに世界の注目が集まっている。
John Ternusとはどんな人物か
Ternusは2001年にAppleの製品デザインチームに加わり、20年以上にわたって現行のApple製品ほぼすべてのハードウェアエンジニアリングを統括してきた。iPhone、Mac、iPad、AirPods——今世界で使われているAppleデバイスの「作る側」のトップが、次のCEOだ。現在51歳。スタンフォード大学で物理学を学んだ理系出身で、元水泳チャンピオンという異色の経歴も持つ。(Fortune)
AppleはプロダクトへのSへの原点回帰に向かうのか
Cookが「オペレーション」と「ビジネス拡大」の象徴だったとすれば、Ternusは「プロダクト」への原点回帰を体現するリーダー像だ。AIで出遅れ、Siriの刷新に苦しんでいるAppleにとって、製品開発の現場を知り尽くしたCEOの就任は好材料かもしれない。(CNBC)
一方で、Cookが15年かけて築いたグローバルサプライチェーン、機関投資家との信頼関係、各国政府との外交的折衝——これらを引き継ぐことがTernusにとっての最初の試練だ。Steve Jobs後にCookが「モノを作る会社」を「ビジネスを回す会社」に変えたように、Ternus体制が「プロダクト重視」という新しい方向性を打ち出せるかが問われる。
参照ソース
Tim Cook to become Apple Executive Chairman(Apple newsroom 26/04/20)
Apple taps John Ternus as CEO to replace Tim Cook(CNBC 26/04/20)
Meet John Ternus, the 51-year-old former swimming champ(Fortune 26/04/20)




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