4月の最高値から調整局面へ

NVIDIAの株価は2026年4月27日に216.87ドルの高値を記録し、3月末の164.11ドルから実に32%の急騰を演じた。しかし5月に入るとやや軟調で、執筆時点では196ドル台で推移している。市場の目は今、5月20日に予定されるQ1 FY2027決算発表へと向けられている。(MarketBeat)

ガイダンスは780億ドル——市場の期待値はさらに上

NVIDIAは前四半期の決算で、今期(Q1 FY2027、2026年4月期末)の売上高を780億ドル(±2%)と見込んでいた。前年同期比で約77%の増収予想だが、ウォール街のコンセンサスはすでに79%成長を折り込んでいる。単なる「達成」では株価は動かせないという見方が支配的で、アナリストの多くは80%超の増収か、強気のフォワードガイダンスがなければ大きな上昇トリガーにはならないと見ている。(Motley Fool)

中国リスクとBlackwell需要の行方

気になるのは中国ビジネスの扱いだ。NVIDIAは現在のガイダンスに中国向けデータセンターのコンピュート収益をいっさい含めていない。米中間の輸出規制が続く中、この「ゼロ前提」が維持されるのか、それとも部分的な回復を示唆するコメントが出るのかが注目点になる。

一方でBlackwellアーキテクチャへの需要は依然として旺盛だ。OpenAI・Google・Metaといった大手ハイパースケーラーが次世代GPUの確保に動いており、NVIDIAのサプライチェーンはフル稼働状態が続いている。Corningとの光ファイバー製造拡充の提携や、IREN Limitedとの最大5ギガワットのAIインフラ展開契約なども、需要の持続性を裏付けるシグナルとして市場に評価されている。(24/7 Wall St.)

「割安水準」という逆説が示すもの

現在のNVIDIAのバリュエーションは、AI最前線企業とは思えないほど抑えられた水準にある。一部のアナリストは「今の株価倍率は地味な工業株に近い」と指摘し、AIサイクルの長期性を信じるなら異例の割安感だと評している。株価は高値から調整したが、だからこそ決算で成長の再加速が確認されれば反発余地も大きい。

5月20日の決算発表は、2026年のAI投資家にとって今年最大の分岐点になる可能性が高い。数字だけでなく、NVIDIAが語る「次の1兆ドル需要」の信憑性こそが、株価の次の方向を決める。

参照ソース(噂の出どころ)

NVDA Q1 2027 Earnings Report on 5/20/2026(MarketBeat)
Prediction: Nvidia Stock Is Going to Soar After May 20(Motley Fool / 26/05/05)
NVIDIA Now Trades at a Multiple You’d Expect on an Unloved Industrial Stock(24/7 Wall St. / 26/05/06)

コメントを残す

Trending