AIブームが「バブルでは?」と言われ続けながらも、NVIDIAの株価は2026年に入っても高値圏を維持し続けている。その背景には、CEOジェンスン・ファンが繰り返し語る「少なくとも1兆ドルの受注残」という巨大な需要の実態がある。なぜGPUへの需要はこれほどまでに持続するのか。
FY2026の業績が示す「本物の需要」
NVIDIAが2026年2月に発表した第4四半期の売上高は681億ドル、通期では2159億ドルという記録的な数字を叩き出した。前年比65%増というペースは、どんな巨大企業にとっても異例だ。非GAAP EPSは4.77ドルで、現在の株価に対するPERは約40倍。過去10年平均の61.7倍と比べれば、むしろ割安圏にあるとも言えると報告されています。(NVIDIA Newsroom)
「1兆ドル受注残」の意味するもの
ファンCEOは2026年の決算説明会で、BlackwellとVera Rubinに対する受注残が「少なくとも1兆ドル」と述べた。1年前に語っていた5000億ドルからさらに倍増したことになる。この数字はMeta、Microsoft、Google、AWSなどの超大手クラウド企業が、AIデータセンターへの投資を数年単位で計画していることを反映している。単純なブームではなく、インフラ整備として不可欠な買い物として扱われている点が重要だ。とのことです。(Futurum)
エージェントAIが次の需要を作る
ファンが強調するのは「エージェントAIの変曲点」だ。推論するだけのAIから、タスクを自律的に実行するAIへの移行が本格化するにつれ、必要な演算リソースは従来型モデルの何十倍にもなる。自動化エージェントが24時間休まず稼働するためには、それを動かすGPUインフラへの継続投資が必要になる。これがデータセンター向け需要の「構造的な下支え」となっており、一過性のブームとは質が異なる。
リスクと2026年以降の焦点
もちろんリスクがないわけではない。中国向け輸出規制による売上制限、AMDやIntelのGPU追い上げ、そして各クラウド事業者が独自開発するカスタムAIチップの台頭が挙げられる。2026年5月20日に控えるFY2027第1四半期決算では、ガイダンスの780億ドル達成と、その先の成長見通しが焦点となる。アナリスト57名が買い推奨を維持する一方、「1兆ドル需要の持続性」を証明し続けることが株価維持の条件となるとの見方があります。(The Motley Fool, 26/05/05)
参照ソース(噂の出どころ)
NVIDIA Announces Financial Results for Fourth Quarter and Fiscal 2026(NVIDIA Newsroom)
NVIDIA Q4 FY 2026 Earnings: Durable AI Infrastructure Demand(Futurum)
Prediction: Nvidia Stock Is Going to Soar After May 20(The Motley Fool, 26/05/05)





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