M5 MacBook Airが3月11日に発売、価格は1,099ドルから
Appleは2026年3月3日にMacBook Air(M5)を発表し、3月11日に発売した。13インチが1,099ドル、15インチが1,299ドルと、前世代のM4モデルからそれぞれ100ドルの値上げとなっている。ベースストレージは256GBから512GBに倍増し、SSDの読み書き速度も2倍になった。デザインはM2世代から継続する薄型アルミ筐体をそのまま採用しており、外観上の変化はない。(Apple)
M5チップで何が変わったのか
M5の最大の変化はAI処理性能だ。GPUの各コアにNeural Acceleratorが追加されており、AppleはM4との比較でAI処理速度が最大4倍、M1比では9.5倍に向上すると主張している。統合メモリの帯域幅は153GB/sとなり、M4の28%増。これによってマルチタスクの応答性や大型ファイルの処理速度が改善された。
グラフィックス面では第3世代のレイトレーシングエンジンを搭載し、Blenderでの3Dレンダリング性能はM4比で1.5倍、M1比では6.5倍となった。バッテリーは従来どおり最大18時間の動画再生に対応する。(Macworld)
M4との実用上の差はどこか
日常作業——ブラウジング、文書作成、動画視聴——においてM4とM5の体感差はほぼない。差が出るのは、Apple IntelligenceなどのオンデバイスAI機能、大量の写真・動画の一括処理、そして重い3Dレンダリングだ。逆に言えば、現在M3やM4を使っているユーザーが急いで乗り換える理由は薄い。
M1またはM2ユーザーにとっては話が変わる。M1からM5へのCPUシングルコア性能の向上は累積で相当なものになっており、さらに今回からベースRAMが16GBに固定された(M4も同様)。AI機能の活用度が高まるほど、Neural Engine性能の差は実際のワークフローに反映されやすくなる。
$100値上げは正解か
ストレージが512GBになった事実を踏まえると、純粋な値上げ幅は実質的に圧縮される。256GB版M4が999ドルだったのに対し、同容量のM4 512GB構成は1,199ドルだったため、512GB同士で比べればむしろ100ドル安くなっている計算だ。その意味では「値上げ」という批判は単純すぎる面もある。
一方でM5世代はOLEDディスプレイを見送り、デザインの刷新もなく、ProMotionへの対応もない。Air の性格上「ファンレスで静かに動く日常使いのノートPC」という立ち位置は変わらず、Pro的な使い方を求めるならMacBook Pro M5 Pro以上を選ぶべきだ。M1・M2ユーザーは買い替えを検討する価値があり、M3・M4ユーザーは2027年のOLED MacBook Air待ちが賢明かもしれない。
参照ソース(噂の出どころ)
Apple introduces the new MacBook Air with M5 — Apple(26/03/03)
Apple M5 MacBook Air 2026 complete guide — Macworld(26/03/11)
Apple Announces MacBook Air With M5 Chip and 512GB Base Storage — MacRumors(26/03/03)
Apple MacBook Air M5 release date, price, specs — PhoneArena



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