XPSブランドの復活――Dellが謝罪とともに送り出す再設計モデル

CES 2026で最も印象的な発表のひとつは、Dellが「XPS」ブランドの復活を宣言したことだった。2025年に不評だった”Dell Premium”という名称を廃し、XPS 14とXPS 16を再投入する。Dellの製品担当副会長ジェフ・クラークは発表会で「皆さんに謝罪します」と述べ、過去のミスを認めた上で全面的なデザイン刷新を約束した(CNN Underscored 26/01/06)。

XPS 14の最大の変更点は、ユーザーから不評だった「タッチ式ファンクションキー」と「見えないトラックパッド」を撤廃したことにある。物理的なファンクションキーが復活し、トラックパッドには視覚的なガイドラインが追加された。これにより、直感的な操作性が大幅に向上している(TechRadar 26/01/05)。

Intel Panther Lakeと最大27時間のバッテリー持続

XPS 14は、Intelの最新「Core Ultra Series 3(Panther Lake)」プロセッサを搭載し、前世代と比較してAI性能が最大57%向上している。統合グラフィックスには12基のXeコアを持つIntel Arcが採用され、外部GPUなしでもクリエイティブワークに対応できる設計だ(Dell 26/01/06)。

さらに注目すべきは、最大27時間というバッテリー持続時間である。ローカルビデオ再生では40時間以上を実現し、業界トップクラスの電力効率を誇る。2K LCDディスプレイには1~120Hzの可変リフレッシュレートが採用され、必要のない場面で消費電力を抑える仕組みが組み込まれている(Dell 26/01/06)。

薄型軽量化と価格設定への懸念

新型XPS 14の筐体はわずか14.6mmという薄さで、重量は約1.36kgと前世代から約230g軽量化された。CNC加工されたアルミニウムとゴリラガラス3を採用し、プレミアム感を維持しながらモビリティを向上させている(TechEBlog 26/01/06)。

ただし価格面では課題がある。初期構成モデルが2,049.99ドルからとなり、前世代より高価なスタート価格となった。Dellは2月により低価格な構成を追加すると発表しているが、RAM価格高騰の影響が懸念されている(CNN Underscored 26/01/06)。

2026年のノートPC市場における立ち位置

XPS 14は1月6日から限定構成での販売が開始され、2月により幅広いラインナップが展開される予定だ。MacBook Airとの競合が意識されており、Intel Panther Lakeの性能次第では「薄型軽量ノートPCの王座」を巡る戦いが激化する可能性がある(TechRadar 26/01/05)。

Dellの謝罪とともに登場した新型XPS 14は、過去の失敗を教訓に真のプレミアムノートPCへの回帰を目指している。実際の性能評価が待たれるところだが、デザインと仕様の面では確実に正しい方向へと進化を遂げたといえるだろう。

参照ソース(噂の出どころ)

This is XPS Now – Dell

Hands on: Dell XPS 14 2026 and XPS 16 2026 – TechRadar

Dell XPS 14 (2026) hands-on: Preorders, features, specs and more – CNN Underscored

Dell Brings Back the XPS Lineup with Refreshed 14-Inch and 16-Inch Models – TechEBlog

コメントを残す

Trending