DJIの人気ポータブルジンバルカメラ「Osmo Pocket」シリーズの次世代機、**Osmo Pocket 4**に関する噂がこのところ活発になっています。本稿では、グローバルな情報ソースをもとに、信頼性と可能性の高そうな噂を整理してお伝えします。
デュアルカメラ構成の可能性
最も注目されているのは、**デュアルカメラ構成**への移行です。TechRadarは、「複数のリーク情報を整理すると、新型はリアとフロントを同時に撮れるような構成になる可能性がある」と報じています。(TechRadar)
また、Techeblogでは、プロトタイプ写真を根拠に「メインレンズのほかに望遠あるいは深度センサー的なモジュールが併設されている可能性がある」と指摘しています。(Techeblog)
DroneXLも、リーク画像から「2つの異なるカメラモジュールが確認できる」と報じ、地上撮影用途の自由度を高める構成になるとの見方を示しています。(DroneXL)
センサー仕様と映像性能の噂
センサー仕様に関しては、**OmniVisionの50MPセンサー(OV50R40)**を、サブカメラ用に採用するという情報が目立ちます。NotebookCheckの記事などでもこの噂を取りあげています。(TheNewCamera)
この50MPセンサーは1/1.3インチサイズで、8K記録やズーム補助、被写界深度の制御といった用途が想定されています。メイン側には従来通り1インチ前後のセンサーが採用され、Hasselblad色処理との組み合わせも囁かれています。(T3)
映像性能では、**4Kで最大240fps/フルHDでも240fps**記録、10bit記録、HDRやD-Log M対応などの強化が予想されています。(Techeblog)
ディスプレイ・トラッキング・設計面の変化
Osmo Pocket 4では、**両面ディスプレイ構成**が導入されるという噂があります。Techeblogは、背面用メイン2.5インチOLEDと、前面用の小型パネルが併設される可能性を指摘しています。(Techeblog)
T3が引用するTechEBlog情報によれば、**ActiveTrack 7.0**の採用がうわさされており、デュアルカメラからの深度情報を活用したより高度な被写体追従が可能になるとの見方もあります。(T3)
一方で、これらの追加ハードウェアにより、重量が**約190g前後**になる可能性が言われています。T3では“若干の重量増”と表現していますが、ジンバルカメラとしてはギリギリの線と考えられます。(T3)
価格と発売時期の見通し
現時点でDJIは公式発表を行っておらず、FCC提出なども確認されていません。(DroneXL)
価格については、**$599〜$699程度**が予想レンジとして複数報じられています。(Techeblog)
発売時期には見解が分かれており、**2025年末〜2026年**とする見方、もしくは従来モデルのリリース間隔を踏まえて**2026年後半〜2027年**とする予想もあります。T3は「年末まで」とする可能性を残しつつ、最短路線を示唆しています。(T3)
まとめ:どこまでが現実的か?
多数の情報を総合すると、Osmo Pocket 4は、**映像表現の自由度を高める機体**になる可能性が高いといえそうです。デュアルカメラや高フレームレート記録、深度情報対応トラッキングなどは、従来モデルでは実現が難しかった表現を可能にする道具となり得ます。
ただし、これらのすべてが最終製品に搭載されるわけではありません。開発コスト・発熱・バッテリー持続時間・機体サイズなどとのトレードオフが必ず立ちはだかります。DJIがどの方向に舵を切るか、今後の公式発表を注視したいところです。





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