エントリーモデルの次期「iPad(第12世代)」について、2025年夏以降に相次いだリークが具体像を帯びてきました。コード内の記述や複数メディアの報道を突き合わせると、A18クラスの新チップ採用と、2026年春の投入という線が濃くなっています。この記事では、信頼度の高い海外報道を中心に、現時点の噂を整理します。
発売時期──“春の新iPad”は既定路線か
リークの震源地となった一連の報道では、次期の低価格iPadが春の発表・発売になる見方で一致しています。「Appleは来年春に第12世代のエントリーモデルiPadを投入する見通し」との記述があると伝えられています。(MacRumors)
チップ──A18採用で“Apple Intelligence”対応へ
最大のトピックはSoCです。Appleのコード内から、低価格帯の新iPadがA18を搭載することを示す記述が見つかったと報じられました。「AppleはA18チップを採用した新しい低価格iPadを開発中」との記述です。(MacRumors)
さらに、A18搭載により、現行モデルでは限定的だった生成系機能“Apple Intelligence”のサポート範囲が広がるとの観測もあります。「A18により、低価格iPadでもApple Intelligenceが利用可能になる」との分析が示されています。(MacRumors)
コードリークが示した“ハードウェア・ロードマップ”
今回の話題は単発のうわさではなく、Appleのソフトウェアコード上に未発表ハードの記述が見つかったという文脈で広がりました。「新しい低価格iPad(A18搭載)を含む複数の未発表デバイスがコードから判明」との報道が相次いでいます。(Tom’s Guide)
ビジネスメディアもこの“誤掲載”を追認し、A18搭載の低価格iPadが春の刷新に向けて動いているとしています。「A18搭載のエントリーiPad(J581/J582)が春のリフレッシュに向けて動いている」との整理です。(Fortune)
デザインと基本仕様──大枠は現行踏襲、体感は刷新
外観やUIの本質は現行を踏襲しつつ、横向きセンター配置のフロントカメラ、電源ボタン一体のTouch ID、USB-Cなどの構成は継続が見込まれます。「Face IDは引き続き非搭載の公算が高い」との観測も根強い状況です。(PhoneArena)
一方、A18世代のプロセッサと最適化されたiPadOSの組み合わせにより、描画やマルチタスク、Pencil連携の体感は明確に更新されるはずです。AI機能のオンデバイス化が進むほど、ベースモデルでも日常動作の“軽快さ”は価値になります。(MacRumors)
価格とポジショニング──“最初の一台”をどう強化するか
価格帯はグローバルでも依然“手を伸ばしやすい”ゾーンに据えられるとの見方が中心です。教育用途や家庭内の二台目需要を取り込みつつ、A18とApple Intelligenceの“体験差”で上位機へと橋渡しする戦略が読み取れます。明確な価格は未確定ながら、現行帯の維持または小幅な見直しにとどまるとの読みが優勢です。(PhoneArena)
総括──“春の定番刷新”に戻るなら、買い時は見極め
過去数年はiPadライン全体の整理が続きましたが、A18×Apple Intelligenceという軸が整うことで、エントリーモデルの価値提案は明快になります。春に向けた買い替え・導入を検討しているなら、現行の値動きを注視しつつ、学期開始や新生活シーズンに合わせたキャンペーンの有無も含めて見極めたいところです。少なくとも、A18世代の“軽快さ”と生成系機能の呼吸が合うかが、次期ベースiPadの評価軸になりそうです。(MacRumors / Tom’s Guide)
参照ソース(噂の出どころ)
Apple to Launch New Low-Cost 11-Inch iPad in the Spring ― MacRumors
Apple Leak Confirms A18 Chip for Next Low-Cost iPad Model ― MacRumors
What’s Next for Apple’s iPad Lineup ― MacRumors
Massive Apple leak just revealed 10 new products ― Tom’s Guide
Apple accidentally leaked its own top-secret hardware in software code ― Fortune
iPad 12th Gen (2026) release date expectations, price, features ― PhoneArena





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